富山市のインド料理店「まいどコルカタレストラン」(富山市古寺、TEL 076-456-8542)が、4月2日からテークアウトを提供している。
2017(平成29)年6月にオープンした同店は、店主の森尻毅人さん夫妻とインド人のシェフが営む。チキン、キーマ、ヨガ(野菜)などのカレー、ハヤシライス、おでんのほか、シークケバブを使った「まいど餃子」などユニークなメニューも手掛けている。
テークアウトメニューはチキン、ヨガ、キーマ(各800円)、マトンキーマ、ブラックキーマ(各900円)のカレー類のほか、ハヤシライス(各900円)を用意。ライスは料金別途。鍋、タッパーを持参の場合は半額になる。
森尻さんは「コロナの影響で客足が伸び悩み、鍋、タッパー持参でカレーとハヤシライスが半額になるサービスを試みた。若干客足が回復し、鍋持参で8人前のオーダーをしてくれたお客さんもいた。どの店もテークアウトを始めたことで、容器が不足してしまい仕入れに苦労している。半額サービスはそこまでの利益は期待できないが、容器を用意する手間を省けるのは大きい」と話す。
サイドメニューは「豚の角煮」(400円)、卵、大根、こんにゃく、ウインナー、がんもなどの「おでんの盛り合わせ」(300円)を提供する。おでんは1日2食限定。
森尻さんは「インド人シェフが祭事で母国に帰国中にコロナウイルスがまん延し、富山に戻ってこられなくなってしまった。そのため現在は提供できないメニューもある。休業も考えたが、仕事などで頑張っている人の力になりたいので店を開けている。こういう時だからこそ、富山の方たちにはさまざまな店をサポートし、守っていってもらえればと思う。カレーは温め直してもおいしいので、自宅で楽しんでほしい」と呼び掛ける。
営業時間は11時~14時30分、17時~20時。電話予約は10時~。木曜定休。