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富山の農村カフェで「かぶらずしサミット」 各家庭の味の秘密ひもとく

北陸の伝統的な発酵食品「かぶらずし」 各家庭で作り方が異なる

北陸の伝統的な発酵食品「かぶらずし」 各家庭で作り方が異なる

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 自家製かぶらずしの素材や作り方などを話し合う「かぶらずしサミット」が1月13日、南砺市のブックカフェ「コメ書房」(南砺市院瀬見、TEL 0763-82-2655)で開催される。旧・井波町の農村にある納屋を改装した同店は、「百姓のくらし」をコンセプトに掲げている。

「コメ書房」店内 窓からは農村の田園風景が広がる

 かぶらずしとは、塩漬けしたカブに塩漬けのサバやブリを挟み、こうじや甘酒で漬け込んだ発酵食品で、なれずしの一種。正月料理として知られており、金沢を中心に富山県西部を含む旧・加賀藩の地域で広く作られている。

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 同イベントでは、家庭でかぶらずしを漬けている人を、福光町や福野町から3、4人ゲストとして招く予定。主催者の「コメ書房」高橋直子さんと共に、カブの品種や切り方、使う素材や作り方などを細かく吟味し、各家庭の理想の味や食感の違いなどを探る。参加者は各ゲストの自家製かぶらずしを試食できる。

 高橋さんはかぶらずしとの出合いについて「5年ほど前、名古屋から富山へ移住した頃に初めて食べた市販品は、正直あまりピンとこなかった。しかし知り合いの農家の方が手作りしたものを食べた時、ジューシーなカブ、こうじの甘味とサバのうま味に驚いた」と話す。その後、自身でも漬けるようになったという。店の客との会話から、各家庭で漬け方や味の方向性が違うことにも気付き、その秘密をひもときたいと今回のイベントを企画した。高橋さんは「かぶらずしを作ってみたい方、まだ自分の味が見つからないという方に来ていただけたら」と呼び掛ける。

 同店では、自分の手でできることを増やすためのワークショップ「おこめのまわり」も、不定期で行っている。

 開催時間は11時~13時30分。参加費は1,200円(軽食付き)。定員は10人で要事前予約。予約は電話、またはメールで受け付ける。