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南砺市の農村にブックカフェ 築70年の納屋をリノベーション

店舗外観と店主の高橋さん

店舗外観と店主の高橋さん

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 南砺市に4月5日、ブックカフェ「コメ書房」(南砺市院瀬見、TEL 0763-82-2655)がオープンした。

納屋に眠っていた木の板を利用して作られた本棚

 旧井波町の農村にある築70年の納屋をリノベーションした同店。店内の大きく設けられた窓からは、となみ野の田園風景が一望できる。

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 富山市出身の店主の高橋悠太さんは、 のどかな環境とここから見える見晴らしの良い風景が気に入り、4年前に同地区へ移住。夫婦で一緒にできる仕事がしたいと、以前より興味のあったブックカフェを開業することを決めたという。

 農業に限らず、冬場の手しごとや大工仕事なども行うことで、自然と共生しながら保存食や日用品など自分たちで身の回りのものを手作りしてきた「百姓のくらし」をコンセプトにする。「自分たちにできることをしながら地域に根差していきたい」と高橋さん。

 店名の「コメ書房」は、農村にあることから米をイメージし、毎日食べる米のように身近で敷居が低く、日常的に利用してほしいとの思いを込める。

 さまざまなジャンルの本が並ぶ古本は高橋さんがコツコツと集めたもので、店内で閲覧できるほか購入も可能。不要になった本の買い取りにも応じる。

 カフェメニューは、なるべく身近な食材を使うことを心掛け、福光町の麹(こうじ)を使った玄米甘酒や自家製の柚子ドリンク、知人の農家が作る里芋を使ったチーズケーキなどを用意する。食事は土曜のみ限定10食でランチカレーを提供。 席数は、カウンター、ソファ、テーブル席を合わせて約15席を設ける。

 高橋さんは「今後は梅仕事やかご作りなど、手仕事のワークショップも開きたい」と話す。「いろんな世代の人が集まり、ゆっくりと過ごせる場所になれれば。のんびりしに来てほしい」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は10時~18時。日曜・月曜・火曜定休。