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富山でレゲエのDJイベント オリジナルのサウンドシステムで開放的に

左からサウンドシステム制作助手のMissaさん、1945 a.k.a KURANAKAさん、Ras Booさん

左からサウンドシステム制作助手のMissaさん、1945 a.k.a KURANAKAさん、Ras Booさん

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 レゲエを中心としたDJイベント「JAPANESE OCEAN DUB(ジャパニーズ・オーシャン・ダブ)」が6月16日、富山駅前のクラブ「MINORITY(マイノリティ)」(富山市桜町2)で行われる。

northさんデザインのイベントフライヤー

 1945 a.k.a KURANAKA(以下KURANAKA)さんをゲストに迎える同イベント。KURANAKAさんは、ダブ、ジャングル、ドラムンベース、ダブステップなどを自在に操り、20年以上にわたり主宰イベント「Zettai-Mu」を国内各地で開催。日本初の野外フェスティバル・レイブ「Rainbow 2000」のほか、「FUJI ROCK FESTIVAL」「朝霧JAM」「ヨコハマトリエンナーレ」などに出演経験があり、年間100本を超えるイベントに出演している。リー・ペリーさん、ジャー・シャカさんら大御所海外アーティストの来日公演にも関わり、日本でルーツやダブといった音楽を広めることに貢献している。

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 「ジャパニーズ・オーシャン・ダブ」は、2013年に県内在住セレクター(DJ)のRas Boo(ラス・ブー)さんらが中心に企画し、自作のサウンドシステムを会場に持ち込んで開いたのが始まり。ルーツレゲエをはじめ、1970年代のジャマイカンクラシックから、ヨーロッパを中心にリリースされる最新のルーツ、ダブ、ステッパーまで幅広い年代や曲調のレコードをセレクターが選曲する。

 KURANAKAさんの魅力についてBooさんは「プレースタイルは良い意味でポップで分かりやすく、誰もが素直に楽しめる。ゆったりとした曲から始まり、徐々に上がっていって、気付くと無心で踊り、時間があっという間に過ぎていくプレーは本当に見事。床まで届く長さのドレッドにびっくりするが、話すと気さく。一昨年、富山へ来られた時には『地場もん屋』で買った梅で作った梅干しを非常においしかったと気に入ってもらえた。去年も富山に来ていただいたが、まだ梅の時期ではなく梅が買えず残念がっていたので、今年は梅が手に入る6月に声を掛けた」と話す。

 イベントで使うターンテーブル(レコードプレーヤー)は1台のみで、観客は曲間に響くエフェクト、幻想的なサイレンマシン、レコードを交換する際の静寂も含めて楽しむことができる。回を重ねていくうちに客の間で評判を呼び、テクノなど他ジャンルが好きな来場者も訪れるようになり、四半期に1度のペースで開催を重ねてきた。

 自作のサウンドシステムは、UKスタイルやルーツスタイルと呼ばれているもので、北陸では唯一。オーダーメードの「ダブアンプ」(プリアンプ)を使っているのが特徴で、「ダブアンプ」の機能によりターンテーブルから鳴る音をダイレクトに出すことが可能となり、各オペレーターが手元の操作で良質な音を引き出す。

 Booさんは「かかる音楽は強いメッセージを持ったもの。メッセージを大事にしつつ、固くならずに誰でも音に身を委ねて楽しめる空間を作りたいと思った」と振り返る。「開放的になって、日常生活では味わえないような音で、無心で踊って汗だくになった時の爽快感は一度やってみないと分からないし、病みつきになると思う。楽しんでくれた人が曲に込められたメッセージに興味を持って、いろいろと考えるきっかけの一助になれば」とも。

 今後の活動について「今のペースで開催を続けてお客さんを増やしていき、自分の周りにいる人たち、来てくれたお客さん、その場その瞬間を少しでも幸せにできれば。小さなコミュニティーの中で幸せの輪を少しずつでも広げていくことで、世の中にポジティブなエネルギーを増やしていきたい」と笑顔を見せる。

 15時開場。入場料は2,000円。

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