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富山に「シニアライフデザイン学校」 老後の資金計画やエンディングノート作りなど

入学式後のガイダンスの様子

入学式後のガイダンスの様子

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 シニア世代の生き方や生きがいづくりを学ぶ「とやまシニアライフデザイン学校」が5月11日、富山市に開校した。

校長の浮田さん

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 生前整理アドバイザー認定指導員でありシニアライフカウンセラーなどの資格を持つ、浮田美紀子さんが校長を務める。人生100年時代を生き抜くために必要な生活スキルを身に付け、自ら解決していく「学び直しの場」として誕生した。

 授業や部活動を通し、心身の健康や生きがいづくりを応援する「生きがいの場」。行事を通し、一緒に取り組むことで仲間との強い絆を育む「出会いの場」という「3つの生きる力を育む場」という3つの場をコンセプトに掲げる。

 授業は6月から3月まで、月1回行われる。教室は、富山市中心部にある「野の花サロン」(富山市西四十物町3)と富山市北部にある「MUROYA」(東岩瀬)の2拠点。年間パスでの通年受講や単発受講、平日のみ、週末のみなど受講スタイルを自由に選ぶことができる。

 「大切な家族のためにエンディングノートを書く」国語や、「高齢社会の現状と知っておきたい法律」を学ぶ社会、「老後の資金計画表をつくる」数学、道徳、家庭科、体育のほか、文化祭やバス遠足なども予定する。

 第1期生は約40人で、うち28人の生徒が5月11日の入学式に参加した。現在、若干名の申し込みを受け付けている。

 運営に携わる「MUROYA」の佐治直さんは「シニア世代当事者だけでなく、シニア世代を親、祖父母として持たれている現役世代の方にも参加してもらえるのが特徴。8月には文化祭と称してさまざまな特技の発表や商品を販売するイベントも考えている」と話す。

 料金は、年間受講料=5,000円、単発受講=1,500円。問い合わせは「シニアライフ相談サロン富山」(TEL 0120-444-881)まで。

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