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富山県内の福祉施設でサッカー応援 平均年齢86歳のサポーター100人が誕生

「カタ活(カターレ富山の応援活動)」に励む福祉施設の入居者たち

「カタ活(カターレ富山の応援活動)」に励む福祉施設の入居者たち

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 富山県のJリーグクラブ「カターレ富山」が現在、応援プロジェクト「Be supporters!(ビーサポーターズ)」を通して高齢者のサポーターを募っている。

「推し」である大野耀平選手の応援グッズを持つサポーター

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 カターレ富山、サントリーウエルネスによる共同プロジェクト。福祉施設を利用する高齢者がサッカーの応援を通して仲間、選手、地域とつながり、心身ともに元気になることを目指す。

 10月17日に開催された「カマタマーレ讃岐」(香川)戦では、県内福祉施設の10施設から新たに100人のサポーターが誕生。平均年齢は86歳、最高年齢は98歳だったという。サントリーウエルネスが考案した手引書「Be サポーターズ!を今すぐはじめるためのガイドブック(カターレ富山 めざせJ2復帰スペシャル版!)」を活用しながら、ユニホームを着る、手拍子をする、施設を飾るなどの楽しみ方を、それぞれ見つけているという。

 2020年12月から同プロジェクトに参加している、射水万葉会・天正寺サポートセンター(富山市天正寺)の職員・荒山浩子さんは「利用者さんたちが、今までは考えられないような元気な姿を見せてくださるようになった。『きときと』な生き方を私たちが教えてもらっている。この取り組みが、県内のあらゆる福祉施設に広がってくれたら」と期待を込める。

 カターレ富山の池田茉由さんは「いくつになっても、生き生きしている高齢者の方々がたくさんいる県になればうれしい。さまざまな企画を通して、生活の中にカターレ富山が溶け込めていけたら」と話す。

 カターレ富山は現在4位。J2復帰へ向けた試合が続いている。

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