蒸留酒ラムのコンシェルジュ資格取得講座が4月14日・21日、「富山県民会館」(富山市新総曲輪)で開講される。
「日本ラム協会」が主催する同講座は富山では初。サトウキビを原料とするラムは世界中で生産され、「モヒート」「ダイキリ」といったカクテルをはじめ、味のバリエーションが豊富な蒸留酒として知られている。
主な製法はサトウキビの搾り汁から、結晶化した砂糖以外を抽出した糖蜜を発酵させ、蒸留する。全世界の約8割のラムがこの糖蜜から作られた「トラディショナルラム」で、熟成度によって「ホワイトラム」「ゴールドラム」「ダークラム」と称される。サトウキビのジュースを分離させない製法や、加熱してシロップ化させるパターンもある。同講座では、4万銘柄以上あるラムの奥深い歴史や製法を学び、ラムを広く一般に知らせる水先案内人「ラム・コンシェルジュ」を目指す。
カリキュラムは2日間にわたる2部構成。1部ではラムの特徴、歴史、製法といったラムの基礎知識を学ぶ。実践編となる2部では、ラベルの読み方やラムチャート、ボトル、生産地のカクテルなどについて学ぶほか、ブラインドテイスティングと筆記の試験を実施する。両日ともにセミナー終了後、それぞれ約30銘柄のフリーテイスティングを行う。
合格者には協会より「ラム・コンシェルジュ」のバッジ、および認定証が授与される。
開講時間は13時~15時30分。受講料は3万2,000円。受講資格は満20歳以上。