食事会「川口勝己’s スリランカ料理クルバドゥ」が11月11日、射水の「櫛田コミュニティセンター」(射水市串田)で行われた。
高岡市出身で現在シェフ修業中の川口勝己さんがスリランカ料理を作り開いた食事会。イベント名の「クルバドゥ」は、シンハラ語でスパイスを意味する。同イベントは、富山県内でスリランカ料理店をオープンするために川口さん個人が開催したもの。事前にフェイスブックなどで応募した50人が集まった。
インド南東の島国・スリランカの料理は米を主食とし、複数のおかずを盛り合わせ、混ぜながら食べるというスタイル。香辛料が豊富で海産物を多く使い、ココナツを多用する。
川口さんは「自宅の近所はパキスタン料理店が多く、普段からパキスタンやインドの料理を食べていた。全国各地を訪問しているうちにスリランカ料理に出合い、2年前には名古屋のスリランカ料理店で働くことにもなった。働き始めた頃は料理も初心者だったが、今では日本とスリランカを往復しながら料理の修業をしている」と話す。
イベントでは、川口さんが腕を振るったスリランカ料理をビュッフェスタイルで提供。参加者は皿の中央にライスや中華風に炒めた「フライドライス」をよそい、鶏肉のカレー「チキンカリー」、ココナツと唐辛子のふりかけ「ポルサンボル」、スリランカの豆カレー「パリップ」、スリランカの野菜炒めに白エビを加えた「白エビテルダーラ」など10種類のおかずを用意した。参加者の中には現地風に手食する人や自家製のターリー皿に盛り付ける人もおり、それぞれが独自のスタイルでおなかを満たしていった。
イベントの最後に川口さんは、来年富山県内でスリランカ料理店「ランカキャーマ(スリランカ料理)・クルバドゥ」のオープンを示唆。「新店オープンのために現在スリランカで新しい技術を磨いている。バラエティーに富んだスリランカ料理を富山に広めたい」と抱負を話した。