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富山のコーヒースタンドでライブと作品展 組み合わせによる楽しみ感じて

井手健介さんと平木元さん

井手健介さんと平木元さん

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 ライブと作品展のイベント「KENSUKE IDE & GENNHIRAQUI」が11月24日・25日、富山市中心街にあるコーヒースタンド「SIXTH OR THIRD COFFEE STAND(シックスオアサードコーヒースタンド)」(富山市総曲輪2)で開催される。

平木元さんデザインのフライヤー

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 普段は使われていない店の2階をライブ会場とするイベント。イベントを企画した木下瑞輝さんは、これまで富山の音楽イベント「めざめ」「AW」などで、ジャンルを問わず全国からミュージシャンやDJを招いてきた。同店によく訪れていた木下さんは「店の白い空間の中で、店主の井上さんと話しながら今回のアイデアがひらめいた」と振り返る。

 24日のみ行われるライブの出演は、シンガー・ソングライターの井手健介さん。井手さんは映画館「吉祥寺バウスシアター」(2014年に閉館)のスタッフとして働く傍ら、音楽活動を始めた。2012年、さまざまなミュージシャンと演奏する不定形バンド「井手健介と母船」でライブ活動をスタート。2015年には、石橋英子さん、柴田聡子さんらが参加するファースト・アルバム「井手健介と母船」を発表。自主制作作品のほか、2017年5月には映画「バンコクナイツ」トリビュート「おてもやん・イサーン」をリリースしている。

 木下さんは「井手さんの作る曲と歌声は唯一無二。ライブでは音源とはまた違った感じで、彼が持つユーモラスな部分とシリアスな部分が交ざり引き込まれてしまう。富山では以前行った「古本ブックエンド2」でのライブからファンが増えてきていると思う。聞きに来てほしい」と話す。

2日間にわたり作品を展示するのは、東京を拠点に画家、イラストレーター、グラフィックデザイナーとして活動している平木元さん。自身の創作のほかに、書籍の装丁画や挿絵、音楽作品へのイラストの提供、フライヤーデザインなどを手掛けている。2016年からは毎年、西荻窪のギャラリー「FALL」で個展を開き、井手さんの演奏と共に紙人形作品を用いた影絵のパフォーマンスなどを行っている。

 木下さんは「西荻窪で見た2人のライブと展示が素晴らしく、これを富山でもやれたらいいねとぼんやり話していたら機会が巡ってきて、今回実現することになりうれしい」と話す。「平木さんの作品は、一目見て良いと思わせながらも、じっくり見て何かを考えさせるところがあって好き。2日間在廊するので、作品のインスピレーションなど気になったことを尋ねてみて」とも。

 当日のライブでは音響に県内で多数のイベントに携わる太田智紀さん、会場の演出をオーダーメード花店「MINAMO(みなも)」(中野新町1)店主の藤木卓さんが担当する。木下さんは「太田さんも藤木さんも、出演アーティストのイメージに深く入り込んでイベントを作り上げてくれる。今回は小さな会場なので、ライブや展示との組み合わせを楽しんでみてほしい」と笑顔を見せる。

 開催時間は、24日=12時~17時、25日=10時~17時。ライブは19時開場、19時30分開演。入場料は、2,000円(別途1ドリンクオーダー)。予約はメール(awakeninglivetoyama@gmail.com)で受け付ける(氏名・電話番号・人数を明記)。展示は入場無料(別途1ドリンクオーダー)。

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