富山市中心街にある日本酒居酒屋「DOBU6(ドブロク)」(富山市総曲輪2、TEL 076-493-0146)で3月5日、民族音楽トリオ「カルマン」がライブを行う。
「千代鶴」「羽根屋」「白緑」などの地酒をメインに、全国各地の銘酒を取りそろえる同店。2階にラウンジを兼ねたバー、3階にアコースティック形式のライブ・演劇などを行う舞台を増設し、今回のライブからイベントスペースとして本格的に運営する。
自身もミュージシャンである店主の土肥明さんは、映画館とライブホールを併設する「フォルツァ総曲輪」が昨年9月に休館したことを受け、同館で活動してきたアーティストたちの新たな表現の場を提供したいと考えてきたという。
今回の増設に関して土肥さんは、「ある程度のルールは必要だが、決まりきったガチガチの空間にはしたくない。3階で演者がライブをしている間、2階で休憩がてら観客がお酒を楽しむような、ゆるいくくりのイベントがあってもいい。演者と観客の自由度が高く、人と人とがディープにつながるような場を提供したい。2階と3階で連動してイベントを仕掛けていきたい」と話す。
出演するカルマンは、中世ヨーロッパの打楽器「ハンマーダルシマー」、モンゴルの弦楽器「馬頭琴(ばとうきん)」、アイルランドの打楽器「バウロン」という民族楽器を奏でるトリオ編成。モンゴルやアイルランドの伝統音楽をベースに、モンゴルの伝統的な唱法「ホーミー」を取り入れた独創的な音楽を披露する。
18時30分開場。チケット料金は前売り=2,500円、当日=3,000円。