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富山市中心部にシネマカフェ 「総曲輪フォルツァ」の意思受け継ぐ

「ほとり座」の内観

「ほとり座」の内観

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 富山市の中心商店街・中央通りアーケード内に11月25日、シネマカフェ「ほとり座」(富山市中央通り1)がオープンした。

オーナーの田辺さん(左)とスタッフの柴翔平さん

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 9年間にわたりミニシアター系の作品を上映し、今年9月末に休館した富山市総曲輪の「フォルツァ総曲輪」の意思を受け継ぎ、富山市在住の田辺和寛さんがこれまで運営してきたイベントスペース「Hotori」を改装して開いた。カフェと映画館が融合した空間として営業する。

 約60平方メートルのフロアには、布や革張りの椅子が約20脚並ぶ。高さ約2.6メートル、幅約1.5メートルのフルハイビジョン作品にも対応する120インチのスクリーン、3Dや4K画質の作品もカバーできる映写機を設置。迫力ある音声が楽しめる「5.1chサラウンド」のスピーカーシステムを備える。

 田辺さんは「映画は世代や性別を超えるもの。いろいろな人たちの交流を通して、街なかがにぎわう起爆剤になれば」と意気込む。

 運営にはフォルツァの元チーフスタッフだった室伏昌子さんや「フォルツァ総曲輪の未来を考える会」代表の島倉和幸さんも協力。上映作品の選定に携わる室伏さんは「フォルツァの休館が決まった時点で、シネマカフェの可能性を模索し、当館の準備をしてきた。これまで育ったサブカルチャーの流れを止めることなく、さらに増幅させる場として大きく育っていってほしい」と期待を込める。

 1日4回の上映で、作品は2週間ごとに入れ変わる。作品に合わせたイベントやレイトショーも予定する。

 営業時間、上映ラインアップはフェイスブックとフライヤーで確認でき、予約も受け付ける。問い合わせはメールで受け付ける。入場料金(1ドリンク付)は、大人=1,600円、60歳以上・大学生・専門学校生=1,300円、中高生=1,000円、小学生以下無料。水曜定休。

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