富山市北代に「たこ焼き 竜清丸」がオープンして1カ月がたった。

朝取れの真ダコを使った「たこ焼き」

　ソフトクリームの形をした外観が特徴的な同店は、呉羽出身の滝和紀さんが妻と営んでいる。以前はソフトクリーム店「ソフトハウス」で、滝さん夫婦は客としてよく訪れていたという。オーナーが体調面の不安から店を閉めることになり、店舗を引き継いだ。漁師である滝さんは「いつか自分で取ってきたタコを使い、たこ焼き屋を開きたい」という思いがあり、縁を得て夢を実現させた。

　店名は滝さんが所有している漁船「竜清丸」に由来している。店の外には大漁旗を掲げ、店内には船の写真を飾っている。

　メニューは「たこ焼き」「揚げたこ焼き」（以上480円）、「たこの唐揚げ」（400円）、「シェイク」（350円）、「かき氷」（300円）、「ソフトクリーム」（300円）を用意。滝さん自ら新湊沖で水揚げした真ダコを使い、ふわふわとした生地と弾力あるタコを堪能できる。ソフトクリームはソフトハウスのものを受け継いでいるという。

　滝さんは「たこ焼きの本場である大阪などで修業したわけではないが、朝取れの新鮮なタコを豪快に取り入れている。漁師ならではのたこ焼きを味わってもらえれば」と呼び掛ける。

　木曜～土曜のみ営業。営業時間は11時～18時。