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富山・五百石駅に薬草とハーブを使ったスリランカ料理店「ニルカレー」

カレーと副菜を混ぜながら楽しめる「スリランカプレート」

カレーと副菜を混ぜながら楽しめる「スリランカプレート」

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 スリランカ料理店「nilu curry (ニルカレー)」が5月2日、富山地方鉄道の五百石駅構内(中新川郡立山町)でグランドオープンした。

店内の様子

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 今年2月に五百石駅の喫茶コーナーでプレオープンし、県内でも珍しいスリランカ料理店として多くのカレーファンでにぎわっている。

 同店店主は、結婚を機に来日してから14年がたつスリランカ・キャンディ出身のチャトウリカさん。運営元は製薬会社「前田薬品工業」(富山市向新庄町)で、チャトウリカさんの夫・ニルカさんが同社で化粧品の研究開発に従事している。自宅に同僚を招いた際、チャトウリカさんが振る舞ったスリランカカレーがおいしいと社内で評判になった。「ニルカ邸のカレー」=「ニルカレー」の愛称が店名の由来だという。

 初めてニルカレーとしてイベント「立山クラフト」で出店したところ即完売となり、再度食べたいと希望する人が多くいたという。立山町の玄関口ににぎわいを作りたいという前田薬品の思いとも重なり、同社の新規事業として店をオープンした。

 スリランカ料理は、インド亜大陸の伝統的医学のアーユルヴェーダに使用される薬草、ハーブをカレースパイスに生かしている。カレーの種類によっては、ローストしたものやフレッシュハーブを使用。ローストする際に油、バターなどを使っていないため、奥深いながらヘルシーな味わいを特徴としている。

 主なメニューは、複数のおかずと共に少しずついろんな味を楽しめる「スリランカプレート」、カレーがメインの「シーギリヤロックプレート」、辛さが苦手な人向けの「マイルドプレート」(以上、1,400円)の3種類と「キッズプレート」(800円)を用意する。

 始めは副菜を単品で楽しみつつ最後はまぜて食べるのがスリランカ流。まざり具合や食べる部分によって味の変化を楽しめる。中には本場の食べ方である手食にチャレンジする客もいるという。試してみたい人にはチャトウリカさんがレクチャーする。

 チャトウリカさんは「体だけではなく心もじんわりと温まる店を目指している。子どもから大人まで幸せを感じていただけるよう心掛けているので、多くの方の来店をお待ちしている」と呼び掛ける。

 営業時間は11時~14時30分。水曜定休。

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