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富山で音楽ドキュメンタリー「ランブル」上映企画 民謡DJユニット「俚謡山脈」トークも

昨年富山でDJプレーした「俚謡山脈」

昨年富山でDJプレーした「俚謡山脈」

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 映画「ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち」の上映に伴い、民謡DJユニット「俚謡(りよう)山脈」を迎えたトークイベントが、富山市中心部のミニシアター「ほとり座」(富山市総曲輪、TEL 076-422-0821)で12月6日に開催される。

「ランブル」ポスター

 同作は、ネイティブ・アメリカンの血を引くギタリストのリンク・レイの曲「ランブル」(1958年)を起点に、さまざまなポピュラー音楽に影響を与えたインディアン音楽に迫るドキュメンタリー。ジミ・ヘンドリクス、ボブ・ディランさんらの映像がふんだんに使用され、クインシー・ジョーンズさん、マーティン・スコセッシさんらがその魅力について語る。字幕はピーター・バラカンさんが監修する。

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 「俚謡山脈」はムード山さん、TAKUMI SAITOさんの2人組。日本の民謡のリサーチと収集を行い、自主制作のミックスCDを発表。発掘音源のリリースにも力を入れている。クラブや盆踊りなど全国各地のイベントでプレーし、国内外のラジオに出演するなど、民謡の魅力を発信し続けている。

 今回のトークイベントに関してSAITOさんは、「富山は人も魚もレコードも最高なので、再訪を待ちに待っていた。ルーツというと、血やDNAを連想しがちだが、映画でも語られるように、土地こそが民族の音そのものを形作っていると思う。海と山に生きたトヤマトライブのグルーブは本当にかっこいい。『ランブル』くらい攻撃的な三味線パワーコードもかけたい」と話す。

 富山の民謡にも造詣が深いSAITOさん。射水市の『のじた音頭』は、声、節、録音の妙がそろった全国的にも稀有な口説レコードの最高峰だという。「家で聴くのに最適な『五箇山追分』も大好き。インディーバンド・サウンドとして完璧な新声会『こきりこ唄』も初期の僕らのフロアクラシック。民謡保存会の末裔かもしれない越中の皆さんは、僕らにとって憧れ。ひいおじいちゃんが歌っている音源が実家に眠ってるという方は、レコードを譲ってほしい」と話す。

 上映会とトークイベントを企画した同館スタッフの樋口裕重子(ゆちこ)さんは「『俚謡山脈』の探究心は、毎回大きな発見と驚きを与えてくれる。私たちはどこから来て、どこに向かおうとしているのかという壮大かつ根源的なテーマへ導いてくれるはず」と話す。

 5日に「南砺市福野文化創造センター ヘリオス」(南砺市)で開催されるイベント「民謡クルセイダーズ+マレウレウ with OKI」でも、俚謡山脈がDJをプレーする。

 開演は12時50分~。トーク付き鑑賞料は、一般=1,800円、シニア(60歳以上)=1,300円、学生=1,000円、小・中・高校生=500円。予約は「ほとり座」店頭、電話、メールで受け付ける。上映は12月11日まで。