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劇作家タニノクロウの舞台「笑顔の砦 '20帰郷」 オール富山プロジェクト第2弾

「笑顔の砦」メインビジュアル

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 劇作家タニノクロウさんの脚本・演出による舞台「笑顔の砦 '20帰郷」が12月2日から、「オーバード・ホール」(富山市牛島町)で上演される。

タニノクロウさん

 1976(昭和51)年、富山生まれのタニノさんは、「昭和大学」医学部在学中に「庭劇団ペニノ」を仲間と共に立ち上げ。精神科医のキャリアを持つ異色の演劇人として注目を集める。舞台上に温泉空間を築き上げた「地獄谷温泉 無明ノ宿」(2016年)で、第60回「岸田國士戯曲賞」を受賞。2019年には、キャスト・スタッフ共に富山在住・出身者で構成された「ダークマスター 2019 TOYAMA」を上演。五感に訴えるリアリティーあふれる演劇体験が話題になった。

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 オール富山プロジェクト第2弾となる今回は、タニノさんの処女戯曲であり、2008(平成20)年に岸田國士戯曲賞にノミネートされた「笑顔の砦」富山版を上演する。富山のあるアパートを舞台に、漁師たちが暮らす一室と、認知症の母を持つ家族が暮らす一室、それぞれの生活を同時進行で描く。異なる日常が交錯していく人情劇に、コロナ禍での富山の現状も織り込む。

 ワークショップオーディションで選ばれた富山在住者・出身者が出演。特別キャストとして、東京在住の俳優・緒方晋さんを迎える。美術スタッフも富山に関わりのある大学生から60代まで20人が集った。舞台美術家・稲田美智子さんのもと、約4カ月間かけてセットを作り上げる。

 関連企画として作品にちなんだ「漁師めし」を、「親爺」(桜町)、「魚どん亭」(とやマルシェのれん横丁内)、「ごんべい舎」(オーバード・ホール横)、「順風満帆」(ホテルルートイン地下)の居酒屋各店で、それぞれ提供する。本公演のチケット提示でドリンクなどのサービスあり。12月下旬まで。

 2日~4日は19時開演、5日は13時と19時。チケット料金は、一般=4,000円、小学生以上、25歳以下=2,500円。未就学児入場不可。後日、有料オンデマンド配信あり。