富山市荒町のワインバー「51シンクエンタ・ウノ」(富山市荒町、TEL 076-491-4051)で、4月からオードブルとチーズプレートのテークアウトが始まっている。
同店は米ニューヨークのフランス料理店やギリシャ料理店などで腕を磨いたオーナーシェフの佐藤宏一さん、「チーズプロフェッショナル」認定を持つマダムの佐藤淑子さん夫妻が営む。各地から取り寄せたワインをはじめ、富山産のイノシシ、クマ、カモ、キジなどの肉を使ったジビエ料理が人気で、舌の肥えた県内外の料理人たちが集まる店として知られる。
テークアウトメニューの「51のいいがにすっちゃオードブル」は、黒部名水ポークのパテ、池多牛ランプ肉のローストビーフのほか、オリジナルぬか漬けを使ったキッシュ&ポテトサラダ、オリーブオイル、レモン汁、スパイスで蒸した野菜のエチュベ、自家製パンなどのセット。価格は、2人前=2,500円~(税別)で1人前にも対応する。
「51まだむのいいがにすっちゃチーズプレート」は、ミモレット、パルミジャーノレッジャーノ、カマンベールドノルマンディ、プティアグールのほか、黒部のヤギチーズ専門店「Y&Co」の「カプリ―ノさくら」など。価格は、ワンプレート=2,000円~(税別)で、食べやすいチーズ、クセのあるチーズといったリクエストにも対応する。
メニュー名に取り入れた「いいがにすっちゃ」という言葉は、富山弁で「いい塩梅(あんばい)にしておく」との意味。メニュー名について、佐藤さんは「自分も含め多くの人がストレスを抱える中、『いいがにしとくちゃ』という思わずホッとするような、ピースフルな言葉が必要だと感じる。こちらが『いいがにしとくちゃ』(いい塩梅にしておくよ)と提供し、お客さんからは『いいがにしてもろて』(いいようにしてくれてありがとう)と返してもらう。それができるのは信頼関係があるからこそで、オードブルを通じてお客さんと対話することを大切にしたい。人数や時間に合わせて、臨機応変に対応するので気軽に相談してほしい」と話す。
営業時間は19時~3時(変更あり)。月曜定休(臨時休業あり)。