ボールパーク高岡こと高岡西部運動公園野球場（高岡市千鳥丘町）で4月9日、ルートインBCリーグの開幕戦「富山GRNサンダーバーズ」対「信濃グランセローズ」戦が開催された。

大逆転勝利に沸くサンダーバーズファン（三塁側内野スタンド）

　創設10周年となる2016年シーズンの開幕戦セレモニーとして、富山県のご当地アイドル「ビエノロッシ」のパフォーマンス、南砺市のシンガー・ソングライターの林道美有紀さんの国歌斉唱、石井隆一富山県知事の始球式が行われた後に試合が始まった。

　先発のエース・佐藤が2回表、信濃に先制点を許すものの、5回まで1失点と粘りのピッチングで凌（しの）ぎ、5回裏に7番のキャプテン・鈴木のタイムリーヒットで逆転。6回にも追加点を挙げ、スコアを3-1とリードした。7回表に継投策が失敗し、信濃が3得点を挙げ、4-3と再逆転。

　信濃の継投策に得点を奪えないサンダーバーズは8回にランナー1、2塁のチャンスを迎えるも、2者残塁で得点ならず。スコアが4-3を迎えた最終の9回裏。5番の望月がレフト線にホームランを放ち、同点に追いつくと6番高山もレフト線にホームランを放ち、サンダーバーズが大逆転勝利した。

　5回終了後は、ファンへのプレゼント企画として「なげっちゃ」が行われた。球団ブースに販売している専用のボールを、グラウンドに用意された的の箱に目掛けて内野スタンドから投げる同企画。子供の観客を中心に一斉にボールが投げ込まれ、山元醸造のおこわセット、ケーキ店のバレンタインの焼き菓子詰め合わせなど、多くの景品がプレゼントされた。

　富山サンダーバーズの永森茂社長は試合後、「開幕戦はすごく良い結果が出て、いいスタートが切れた。今日応援していただいた方にも満足いただけたかと思う。これをきっかけに一人でも多くの方に来ていただければ」と話す。

　次回ホームゲームは今月15日、小矢部市の小矢部野球場で「石川ミリオンスターズ」戦を予定する。