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富山グラウジーズ、ホームゲームに福祉施設利用者招待 8年ぶりの対面も実現

フリースローを放つサム・ウィラード選手

フリースローを放つサム・ウィラード選手

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 プロバスケットボールbjリーグの富山グラウジーズが10月25日、富山県総合体育センター(富山市秋ヶ島)でのホームゲームに福祉施設「NPO法人自立生活支援センター 富山生きる場センター」の利用者を招待した。

施設利用者にコートサイドでサインをする呉屋貴教選手

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 「富山県共同募金会」と「富山スポーツコミュニケーションズ」が2008年7月より合同で企画する「スポーツ観戦お出かけ支援募金」。県内の障がい者施設の利用者たちにスポーツを楽しんでもらおうと、富山グラウジーズ、サッカー・J3カターレ富山、プロ野球BCリーグ・富山サンダーバーズといった県内のプロスポーツ試合に招待している。招待試合は今回で18施設目となり、富山グラウジーズの試合観戦は5回目。

 富山スポーツコミュニケーションズ理事の池田吉宏さんは「日頃、外出の機会が少ない福祉施設の方々にも地元プロスポーツチームに触れてほしいと考え、お弁当付きの試合観戦招待を行っている。本来は観戦席でお弁当を食べていただくが、車いすの方には容易でないためグラウジーズ側に別のフリースペースと机を用意した。こうした準備もあらゆる方々がスポーツを楽しむための課題だと考えている」と話す。

 試合は富山グラウジーズが横浜ビー・コルセアーズに69-63で勝利。福祉施設利用者の中崎拓大さんは「8年前、富山グラウジーズの呉屋貴教選手が私の家に訪れたことがある。私は絵を描いており主に県内で展示を行っているが、呉屋選手が私の作品に感動してくれた。その後、グラウジーズと呉屋選手のファンになった。今シーズンは8年ぶりに呉屋選手が富山に復帰したので、再会を心待ちにしていた」と話した。

 富山グラウジーズ恒例である試合後の選手との触れ合いイベントでは、久々の再会を互いに喜び合った。

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