ハンドメード作家のアトリエ兼アクセサリー店「karuki atelier shop」(魚津市六郎丸)が3月30日、魚津市にオープンした。
2年前からアクセサリーの制作を始めたという店主の窪田穂乃香さんは石川県出身で、昨年結婚を機に富山へ移住した。金沢の金箔(きんぱく)や花を樹脂に閉じ込めたもの、無機的な金属パーツの組み合わせなど、1点ずつ違った表情を見せるアクセサリーは、着け心地や強度にも気を配っている。
これまでは実店舗を持たず、インスタグラムで作品を公開し、ウェブショップや委託で販売をしてきた。口コミで評判となり、オープン初日に県内外から約190人が訪れるにぎわいを見せた。
窪田さんは「ひらめきを形にするのが楽しく、もくもくと作業をするのが好き。アトリエで制作をし、作品ができたら店を営業するスタイルでマイペースに続けていけたら。古着店で働いた経験を生かし、ディスプレーにもこだわっている」と話す。
店内には、アクセサリー材料に使っている魚津市の花店「SACHI 10iro」(魚津市釈迦堂1)から仕入れた植物が飾られ、オープン記念として菓子店「bel tempo」(中央通り2)によるイヤリング型のクッキーが配布された。店舗に隣接する「芋かいもちの源七」も特別営業して季節限定商品を販売するなど、地元商店との交流も盛ん。
窪田さんは「今後は県内のイベント出店や、『芋かいもちの源七』カフェスペースでは、黒部市在住ニット作家CHIHIROさんの『PLURIEL』と一緒にワークショップも計画しているので楽しみ」と笑顔を見せる。
次回営業は大型連休に予定。インスタグラムでスケジュールを知らせる。