滑川の「中川青果店」(滑川市常盤町、TEL 076-475-0962)が昨年12月28日より総菜販売を始めて2カ月がたった。
管理栄養士の中川芽衣子さんが、野菜を使った塩分控えめの総菜を作り提供している。中川さんはこれまで、病院や福祉施設で栄養士として勤務した後、地域での料理教室や離乳食教室など数々の企画を行ってきた経験を持つ。
中川さんの嫁ぎ先である同店は、3代続く老舗の青果店。「この先、店を継続させるにはどうしたらいいか」と考え「総菜を作ることで仕入れた野菜のロスをなくし、健康を意識した食品を提供するといった利点を踏まえて総菜販売を思い付いた」と振り返る。
現在、店頭には6~8種類の総菜が並ぶ。健康に配慮した薄味の味付けが特徴。煮物やあえ物、サラダなど野菜を使った総菜は1食分120グラムで、150円~350円ほどの値段で販売する。肉などを使った主菜にも、必ず野菜を添えて提供している。
中川さんは「これまで野菜を買いに来てくださっていたお客さんが総菜も買いに来てくれるようになり、来店する頻度も高くなったように感じている。口コミで店を知って足を運んでくれるお客さんもいる」と話す。「ご年配の方にはもちろん、忙しい世代の方にも利用してほしい。健康にいい野菜を食卓に1品でも2品でもいいので取り入れていただければ」とも。
営業時間は9時~18時。