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富山県美術館で蓮沼執太さんのワークショップ 野外で採取した音をライブで披露

美術館で個展なども開く蓮沼さん

美術館で個展なども開く蓮沼さん

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 音楽家・アーティストの蓮沼執太さんを迎えたイベント「富山アンビエントをさがす」が10月28日、「富山県美術館」(富山市木場町、TEL 076-431-2711)で行われる。

イベントのフライヤー

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 同美術館では隣接する環水公園内に整備した散歩道「プロムナード」の認知度を高めるべく、こいのぼりを作るワークショップや影絵公演などの企画を行ってきた。6回目となる今回は、蓮沼さんが参加者と共に美術館や環水公園の周辺を散歩しながら、さまざまな音を録音するワークショップを開催。その後、採取した音を使い、詩人の大崎清夏さんとコラボレートしたパフォーマンスを行う2部構成となっている。

 1983(昭和58)年、東京生まれの蓮沼さんは、2006年に米インディーズレーベルよりデビュー。電子音楽家としてソロ活動する一方で、2010年からは16人によるアンサンブル「蓮沼執太フィル」を結成。国内外のコンサート会場で演奏を行い、実験性とポップスを融合させた世界観で人気を博す。コトリンゴさん、高野寛さん、環ROYさん、タブラ奏者のU-zhaan(ユザーン)さんといったミュージシャンのみならず、作家の古川日出男さん、翻訳家の柴田元幸さんらともコラボ企画を行うほか、映画、演劇、CMなどへの楽曲提供、美術館でのインスタレーション発表など多彩な活動を繰り広げている。

 1982(昭和57)年、神奈川生まれの大崎さんは、2011年に芸術総合誌「ユリイカ 詩と批評」の「ユリイカの新人」に選出され、詩集「地面」でデビュー。2014年の2作目「指差すことができない」で第19回「中原中也賞」を受賞。ダンサーやミュージシャンなど、他ジャンルのアーティストとも数多くコラボレートしている。

 今回の企画に関して同美術館の学芸員・遠藤亮平さんは「音楽のみならず、アートの分野でも幅広く活躍する蓮沼さんのワークショップは富山ではとても貴重。詩人の大崎さんにも朗読を披露していただき、ワークショップからパフォーマンスへ、その過程を間近に見ることができるまたとない機会となっている。ぜひ多くの方に足を運んでいただきたい」と呼び掛ける。

 イベント前日の10月27日には、高岡市「飛鳥山善興寺」(高岡市中田)で蓮沼さんとU-zhaanさんのライブも予定されている。

 ワークショップの開催時間は16時30分~17時10分(定員30人、要予約)、パフォーマンスは17時20分~18時。参加無料。

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