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南砺市城端で「桜ヶ池クエスト」イベント 県内外参加者と制作陣が桜の整備維持活動

桜にこびりついたコケを落とす相馬紹二さん

桜にこびりついたコケを落とす相馬紹二さん

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 南砺市の桜ヶ池地域にある「桜ヶ池公園 自遊の森」(南砺市立野原東、TEL 0763-62-3360)で7月29日、イベント「桜ヶ池クエストレベルアップクエスト01」が開催された。

提供された「流し流されよろこぶそうめん」

 昨年4月から9月まで放送されたアニメ「サクラクエスト」内に登場する、架空の町・間野山市にある「桜池」。そのロケーションモデルになったのが、南砺市城端の「桜ヶ池」だった。昨年10月に行われた「南砺市×間野山市 姉妹都市調印式」で、桜ヶ池周辺の桜の保全活動プロジェクトとして同イベントの企画を発表。今年5月のキックオフイベントでは、アニメに出演した5人の声優や作品関係者らが集結。同地にコシノヒガンサクラの植樹を行い、桜でいっぱいの桜ヶ池の実現を目指す活動が始まった。

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 今回の企画は、公園内に咲く桜の木のコケを落とす作業を行うというもの。コケには害虫が卵を産み付けるため、病気の温床になりやすい。桜の木の成長を停滞させないよう、県内外20人の参加者と実行委員会スタッフたちが、竹の切れ端でコケを除去していった。

 作業後には、実行委員会スタッフと参加者たちによる野外バーベキューを開催。「サクラクエスト」の中で登場する「よろこぶそうめん」が流しそうめんとして提供された。ほかにも参加特典として、地元在住のクリエーターが手掛けた「夜明けのギルド団」の団員ギルド証が、「ピーエーワークス桜ヶ池クエスト実行委員会」の堀川憲司代表から進呈された。

 イベントに参加した南砺市在住の30代男性は「桜の木のコケを落とすのは力が要る作業。桜ヶ池のみならず、学校や河川沿いの桜の木を整備している人の大変さを知った。スタッフと参加者の境目が分からないくらい距離が近いイベントで、貴重な体験だった」と話す。

 「サクラクエスト」のプロデューサーで企画責任者を務める、「ピーエーワークス」の相馬紹二さんは「全く初めての取り組みで不安だった。模索しながら進めている状況ではあるが、初のイベントにもかかわらずお越し頂いた参加者の皆さんに感謝したい。これからも失敗を恐れずに取り組みたい」と振り返った。

 桜ヶ池クエストのレベルアップイベントは、これから年4回のペースで行われる予定。同時に桜ヶ池地域の桜の整備維持管理、にぎわい創出につながる活動に充てる「桜ヶ池勇者募金」を「桜ヶ池クエスト」公式ホームページ、南砺市クリエイタープラザ内の「桜クリエショップ」、桜ヶ池公園「自遊の森」で受け付けている。