射水市にパキスタン・インド料理店「カバブ・ジイ」(射水市小島、TEL 0766-54-6191)が6月7日、オープンした。
富山県内で中古車業を経営するパキスタン南部カラチ出身のサリーム・クルチナさんがオーナーを務める同店。料理長は東京のインド料理店で腕を振るった、インド南東部オリッサ州出身のヤキム・ハーンさんで、常連客から「チャチャさん」の愛称で親しまれている。
座席はカウンター4席、2人掛け・4人掛けのテーブル席、小上がり座敷席など計40席。元すし店の店舗は、オーナーとスタッフで内装を手掛けた。入り口には、オーナーの友人の高岡銅器の職人・木津博義さんが塗装したインド国旗をイメージしたスプーンが飾られている。
同店はイスラム法にのっとって処理されたハラール食材を使う。メインとなるカレーメニューは、チキンカレー、マトンカレー、野菜カレー、シーフードカレーなど20種類。ライスメニューは、エビの炒めご飯、チキンビリヤニなど8種類を用意する。ランチは、日替わりのカレーとナン、ミニサラダ、ドリンクが付いた日替わりセット、チキンカレー、野菜カレー、ナン、ミニサラダ、ドリンクが付いたAセットなど。ドリンクは4月~9月は自家製のラッシー、10月~3月は日替わりのスープを提供。そのほかバーベキューメニューも複数用意する。
メニューの中でも特徴的なのは、ふっくらとした大きいナン。チーズナン、キーマナンなどがあり、スイーツメニューとして、カシューナッツと砂糖漬けのドライチェリーが入った「カシミリナン」もそろえる。
木津さんは「ナンがとてつもなく大きくてびっくりした。エビとほうれん草のカレーはクリーミーでエビがたくさん入っていて満足。頻繁に足を運びたい」と話す。
オーナーのサリームさんは「カレーだけではなく、シークカバブ、アームレット(インドの卵焼き)、サラダ、スパイス炒めなど、常においしい料理を提供したい。ほかの店にはないメニューも用意する。車だけでなく越中大門駅からも歩いて来られる距離なので、たくさんのお客さんに来て欲しい」と呼び掛ける。
営業時間は11時~23時