富山市中心街にある日本酒居酒屋「DOBU6(ドブロク)」(富山市総曲輪2、TEL 076-493-0146)で6月9日、高岡市在住のブルース・シンガー、W.C.カラスさんが地元では今年初のワンマンライブを行う。
ブルース、ロック、ポップ、ソウルなどのジャンルを超えた音楽性を探求するカラスさんは、これまでに3枚のアルバムと、同郷の女優・室井滋さんとタッグを組んだミニアルバムを発表。2016年に発表した最新作「耐えて眠れ」では全編弾き語りに挑み、県内にとどまらず全国各地でツアーを展開している。今年2月には「WILD CHILLUN(ワイルド・チレン)」のメンバーとして活動を共にしている、若きスライドギターの名手、Chihanaさんとのジョイントライブを富山で行った。
「汽笛を鳴らせ Blow Your Horn」と題された今回のワンマンライブでは、ながはら元さん(パーカッション)と岡本雅彦さん(ベース)をゲストに招いたトリオ編成でパフォーマンスを行う。
1972(昭和47)年、富山生まれのながはらさんは、20歳でケニアに渡り現地のパーカッション・グループに参加。帰国後、沖縄音楽の第一人者、平安隆さんのレコーディングをきっかけにプロ活動に入り、ソウル・フラワー・ユニオン、ストリート・スライダーズで知られるハリー、小坂忠さん、鈴木茂さん、中野督夫さんによる完熟トリオらと共演を果たす。
1963(昭和38)年、山口生まれの岡本さんは、ロックバンド、アンジーのベーシストとして1988(昭和63)年にデビュー。同バンドの解散後はパンクバンド、アナーキーのフロントマン、仲野茂さんと歌舞伎役者の中村獅童さんによる高樹町ミサイルズをはじめ、数多くのバンドに参加するほか、ワイルド・チレンのメンバーとしても活躍している。
今回の企画に関してカラスさんは、「地元ではあまり機会のないワンマンに、素晴らしいゲストを迎えられてうれしく思う。ながはらさんは素晴らしいプレーヤーであり、岡本さんとは気心の知れた仲なので、ライブマジックが起こるに違いない。足を運んでいただければ」と話す。
18時30分開演。チケット料金は3,500円。予約、問い合わせはDOBU6で受け付けている。