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黒部の酒造で蔵開き 秘蔵酒の限定販売や新酒の試飲も

毎年人気の酒粕詰め放題

毎年人気の酒粕詰め放題

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 黒部市の酒蔵「皇国晴酒造(みくにはれしゅぞう)」(黒部市生地、TEL 0765-56-8028)で5月26日、蔵開きイベント「幻の瀧 蔵開き」が開催される。

昨年のイベント風景

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 1887(明治20)年に創業した同社。黒部川の最下流に位置する黒部市生地で、黒部渓谷の湧き水を仕込み水に使う。「日本の名水百選」にも選ばれた同地の湧き水で仕込んだ日本酒は、キレのある味わいと派手さを抑えた品のある香りを持つ酒に仕上がるという。

 今年で6回目となる蔵開きでは、「黒部名水マラソン」の前日に「魚の駅 生地」で行われる、生地の町並みをアピールする「生地まち歩きフェスティバル」と同時開催となった。

 同社営業部の岩瀬由香里さんは「毎年4月に開催していたが、今年は仕込みの終盤に入る5月に決めた。生地まち歩きフェスティバルと行き来することで、相乗効果を期待している」と話す。

 当日は、蔵見学をはじめ甘酒と漬物の振る舞い、抽選会、酒粕詰め放題、蔵開き限定秘蔵酒販売、幻の瀧新酒有料試飲コーナーなどを予定する。

 「毎年、限定酒や酒粕詰め放題などで午前中にお客さんが集中していたが、昨年は初めてジャズライブと落語を開催し、午後もたくさんのお客さんが来てくれた。酒粕は毎年早くなくなるため、今年は過去最高の2トンを用意する」と岩瀬さん。

 会場では、富山県出身の落語家・三遊亭良楽さんによる生落語やジャズライブが行われるほか、魚津の料亭「浜多屋」酒匠で日本酒学講師を務める濱多雄太さんによる燗酒(かんざけ)コーナーも展開する。昆布店「四十物昆布」、蒲鉾店「生地蒲鉾」など、地元企業の出店も予定。氷見の稲積梅の梅の実や、お猪口、前掛け、Tシャツ、化粧品などのグッズも販売する。

 岩瀬さんは「年々、蔵開きに来てくれるお客さんが増えている。年に1度のお客さんへの感謝として、楽しんでいただけるよう、社員全員でアイデアを出し合って準備しているのでたくさんの来場をお待ちしている」と呼び掛ける。

 開催時間は10時~15時。

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