砺波「道の駅庄川」でくん製しょうゆの試食会 五箇山和紙の原料と県産しょうゆ使う

シンプルで洗練されたパッケージデザインで販売する「燻製醤油」

シンプルで洗練されたパッケージデザインで販売する「燻製醤油」

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 砺波市の「道の駅 庄川」で12月15日、楮(こうぞ)チップを使った「燻製醤油(くんせいしょうゆ)」のお披露目と試食会が行われた。

くん製に使用した五箇山和紙の原材料である楮のチップ

 南砺市の豆腐店「ねこのくら工房」(南砺市下梨)と砺波市の調味料製造業「トナミ醤油」(砺波市庄川町)が共同で開発した同商品。「大切な時間に、大切な人と味わっていただくためのしょうゆ」とのコンセプトの下、富山県産丸大豆を使った本醸造じょうゆを五箇山和紙の原材料である楮のチップで薫製し香りを付けて製作。くん製によるスモーキーな香りが楽しめるため、少量でもしっかりとした味わいが感じられる商品という。

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 「トナミ醤油」の河口敦哉さんは「特徴的な商品を開発したいと思い、しょうゆのくん製化を思いついた。地元の食材を地元で加工しているので、くん製に使うチップも地元に根差した原材料がふさわしいと考えた。全国的にも珍しいしょうゆのくん製に成功できたのは、ねこのくら工房さんの実績と経験のたまもの。山を越えなければいけない距離にある砺波市庄川町と南砺市五箇山だが、商品開発を通して心理的な距離を縮めることができた」と振り返る。

 「ねこのくら工房」の細川雅美さんは「お互いに富山県産丸大豆を使った食品を製造していることや、徹底して安心安全にこだわっているという共通点にご縁を感じ、くん製を担当させていただいた。液体を薫製することは非常に困難だったが、試行錯誤の末、成功できた。香りと味で両地域のつながりを感じてもらえたら」と話す。

 試食会では同商品と地元の食材を使ったメニュー「五箇山豆腐と温泉野菜のカプレーゼ」「ほうれん草のおひたしテリーヌ仕立て」「ホタテの昆布締めカルパッチョ」「エゴマうどんの和風カルボナーラ」「鳥の唐揚げ油淋鶏(ユーリンチー)仕立て」「仁光園(にこうえん)の卵かけ御飯 バターライス仕立て」など計6品が紹介され、約30人の関係者や地域住民が香りや味を楽しんだ。

 レシピを考案した「道の駅 庄川」の堅田雅裕料理長は「『燻製醤油』の特徴である風味を生かす調理方法を心掛けた。自分が育った町の食材の魅力を新たな切り口で表現できたと思う。商品を通して、地域の一体感がより強化されたのでは」と話す。

 価格は120ミリリットル入り=972円。「道の駅 庄川」など県西部の道の駅や県内の土産物屋で販売する。

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