旧・小杉郵便局を改築した文化施設「LETTER(レター)」(射水市戸破)1階の古本店「ひらすま書房」で7月2日、「ひらすマルシェ」が行われる。
郵便局の大きなカウンターを併設する店内を、出店者たちが「まるっ」と「シェア」することをコンセプトとする同イベントは、6月29日に行われる「小商い実践講座 小商いラボ」との連動企画。同店店主の本居淳一さんが古本業を開業するきっかけをつくった、移動販売書店「放浪書房」の店主・富永浩通さんが同講座の講師を務める。
全国各地を旅しながら旅先で仕入れた本を売り歩く富永さんは、10年間にわたって「売るための小商い」を実践。講座では「小商いの作り方」「商品、サービスの作り方」をはじめ、路上販売のコツをレクチャーする「見世方」、ポップの重要性に迫る「魅せ方」、お客さんの購買意欲を高める接客方法を伝授する「売り方」など、小商いにまつわる考察を展開する。
その講座を経て行われる同マルシェでは、くるみボタン、お菓子、紅茶、Tシャツ、藍染めの手拭い・バンダナなど、小商いに挑むさまざまなジャンルの店主が集う。富永さんは「放浪書房」ではなく、アンティーク雑誌の切り抜きをシール、ポスターにして販売する「タイムアドベンチャーレコード」名義で参加する。
マルシェに関して本居さんは「放浪書房さん作成の屋台によって、店内が1日だけのマルシェに変わる。旧郵便局のカウンターなどを使い、ひらすま書房らしいゆるりとしたマルシェにしたい。初めて商いに挑戦する方から移動販売のプロまで、いろいろな方との出会いを楽しんでいただければ。気軽に足を運んでほしい」と呼び掛ける。
6月29日開催の講座は13時~16時、19時~22時の2部制(変更の可能性あり)。受講料3,000円。7月2日開催のマルシェは10時30分~16時。出店料500円、入場無料。講座、マルシェの応募はホームページで受け付ける。