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立山町「陶農館」で富山の暮らしを考える 陶芸家と建築家の共同企画

同企画の会場となる「陶農館」

同企画の会場となる「陶農館」

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 中新川郡立山町にある越中陶の里「陶農館」(立山町瀬戸新、TEL 076-462-3929)で2月19日、越中瀬戸焼の陶芸家でつくる「かなくれ会」と富山・石川の建築家がつくる「AnT(アント)」の共同企画「かなくれ食堂」が行われる。

陶農館からパノラマ撮影した写真を使用するDM

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 2013年に始まった同企画は今年で2回目。越中瀬戸焼の里である立山町の同館を会場に、陶芸家たちによる「生活を彩る器」と建築家による「器としての住まい」の視点から、富山での豊かな暮らしや生活を来場者と共に考えていくというもの。

 今回は「続いていく郷土の暮らし」をテーマに、5人のAnTメンバーが「空き家や里山の古民家再生」について、かなくれ会メンバーが「郷土の陶芸にこだわり生活すること」について座談会形式でそれぞれ話し、参加者と共に「地域の魅力」や「場の力」について語り合う。

 「越中瀬戸焼」は、立山町新瀬戸地区で約430年前から続く陶工芸。現在、瀬戸焼を継承する5人の陶芸家が「かなくれ会」を結成し、立山町より瀬戸焼の魅力をさまざまな企画や展示により発信している。

 「AnT」は、富山や石川に拠点を置く建築家が地元における住み良い暮らしについて語り合い、さらに良い住まいづくりに貢献していくことを目的とする会。

 座談会の合間に、立山町の自家焙煎(ばいせん)コーヒー店「FLAT COFFEE」によるコーヒーと立山町在住の川端里枝さんによる焼き菓子を提供する。

 「かなくれ会」のメンバー・釋永陽さんは「これから家を建てようと思っている人や建築に興味がある方にはぜひ来てほしい。陶芸メンバーによる器にこだわった生活の話を通して、具体的にどんな空間に住んでみたいかを考えるきっかけにしていただければ」と話す。

 参加費は1,000円。定員は100人。現在、陶農館で参加申し込みを受け付けている(定員に達し次第終了)。

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