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富山市立図書館が「TOYAMAキラリ」内に移転

富山県産のスギとガラスであしらわれた吹き抜けが、開放的な空間を演出する富山市立図書館の館内

富山県産のスギとガラスであしらわれた吹き抜けが、開放的な空間を演出する富山市立図書館の館内

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 世界的建築家・隈健吾さんが設計を手掛けた複合ビル「TOYAMAキラリ」(富山市西町)内に、約45万冊の蔵書を有する富山市立図書館(TEL 076-461-3200)が8月22日、リニューアルオープンした。

動線を広く確保されたスペースに加え、自由にゆったりと読書を堪能できるスペースも至る所に設けている

 富山第一銀行とガラス美術館が併設された同ビルの1階と3~5階部分までの北側部分が同図書館。書架間、通路幅、天井高には十分なスペースが確保され、各フロアにはテーブルと椅子を至る所に設置。2階から6階まで立体的ならせんを描く吹き抜けによって、館内全体に自然光が降り注ぐ開放的な空間となっている。

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 7時から開館される1階の情報コーナーには、早朝から街中を散策する市民や公共交通を待つ人々向けに新聞・雑誌を配置。3階には、絵本や物語のほか、学習に役立つ知識の本、紙芝居などの児童図書を配置。読み聞かせ、お話し会などのイベントを開催するほか、親子でくつろいで本を読めるスペース「ふれあい交流ルーム」も設け、子ども読書活動推進の拠点として機能する。

 4階は、小説、エッセー、趣味や暮らしに役立つ本などをそろえた一般図書フロアとなっており、富山の郷土史や観光資料も幅広く収集。ガラス美術館と連携し、国内外のガラス芸術・工芸に関する資料収集に力を入れる。5階は、辞典、統計書などの参考図書や郷土に関する資料・地図のほか、ファッション誌からマニアックな専門誌まで幅広く網羅した雑誌、新聞などを配置。静かに本の閲覧や学習ができる「閲覧室」、インターネットやDVDが鑑賞できる「視聴室・情報検索コーナー」、司書に読書や研究の相談ができるカウンターを設ける。

 館内にはWi-Fiが導入されており、パソコンの持ち込みが可能。インターネットで予約した本をセルフサービスで簡単に探し出せたり、ICタグシステムによって円滑に本の貸し出し・返却ができるようになった。

 家族連れで訪れていた女性は「授乳室もあるし、子どもと一緒に絵本を読める広々としたスペースもある。子供を連れて頻繁に遊びに来たい」と語る。移転前の図書館を頻繁に利用していたという女性は「この新しい図書館はまるでおしゃれなカフェのよう。空間が広々としていて天井も高く、開放感がある。まずは建物を楽しんでから、蔵書をじっくり堪能したいと思う」と語った。

 開館時間は、1階=7時~20時、3階=9時30分~18時、4・5階=9時30分~19時(金曜・土曜は20時まで、特別コレクション室は18時まで)。第1水曜休館(祝日の場合は翌日)。

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