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富山経済新聞1周年イベント 今後も地元愛あふれる情報発信誓う

共に富山出身の元編集長、北村森さん(左)と藤井大輔編集局長(右)

共に富山出身の元編集長、北村森さん(左)と藤井大輔編集局長(右)

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 富山市のミニシネマ「フォルツァ総曲輪」(富山市総曲輪3)で7月29日、富山経済新聞1周年記念イベント「ALL YOU NEED IS TOYAMA LOVE(オール・ユー・ニード・イズ・トヤマ・ラブ)~お前の『いいね!』を俺にくれ~」が開催された。

富山経済新聞の見どころを熱く語る居場編集長(右)とピストン藤井副編集長(左)

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 同イベントは2部構成のトークセッションで構成。第1部では、居場編集長とピストン藤井副編集長が「富山経済新聞解体珍書」と題したトークショーを展開。富山経済新聞の誕生から現在までを振り返りながら、過去に取材した富山の珍スポットの紹介や、取材先から画像の使用許可が得られず苦労したエピソードなどを披露した。富山県を舞台にしたロボットアニメ「クロムクロ」を記事に取り上げた際には、記事内のコメントが面白いというツイッターの反応に触れ、会場を大いに沸かせた。

 トーク内では2016年上半期のPVランキング発表も行い、上位10位までを発表した。富山経済新聞の2016年上半期のPV(ページビュー)ランキング1位は、大衆中華料理店「麒麟飯店」が20周年を迎える記事だった。ランキングは今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位は以下の通り(カッコ内は掲載日)。

1. 富山の大衆中華店が20周年 父から受け継いだ味守り続ける(1/5)
2. 富山「ベーグルの店 くじら堂」が上市町に移転 口コミで評判に(2/26)
3. 富山のフリーライター・ピストン藤井さん企画展 富山の珍スポットを紹介(3/8)
4. 富山・グランドプラザで「とやまベーカリーマルシェ」 県内外の人気パン店集結(3/11)
5. 富山舞台のロボットアニメ「クロムクロ」話題 南砺の「P.A.WORKS」が制作(6/14)

6. 富山駅で「とやま駅ナカ酒BAR」 地元14酒造の日本酒を1杯100円で(1/22)
7. 富山の「ショウワノート」が五郎丸歩選手の文房具発売 自由帳やクリアファイルなど(2/4)
8. 富山・石川版「ミシュランガイド」刊行 富山の日本料理店「山崎」が三ツ星に(6/1)
9. 富山市科学博物館で「爆笑プラネタリウム」 星のお兄さんが爆笑星座解説(3/14)
10. 富山・総曲輪西地区の再開発ビルにシネコン 日本海側初のサウンドシステム導入(6/2)

 第2部では、ゲストに商品ジャーナリストの北村森さんを迎え、藤井大輔編集局長とともに「富山と編集と私」をテーマにしたトークを展開。両者の10~40代の軌跡を振り返った。富山県出身・元雑誌編集長という共通点が多く、話題が尽きず予定時間を上回るほど会場を盛り上げた。編集の魅力を「それぞれの媒体という様式美の中に、いかにして自分らしさを組み込むか」と語る北村さんと同じように、藤井大輔編集局長は「読者を楽しませられるかどうかが8割、いかにして自分自身も楽しむかが2割」と語るなど、編集に対する考え方も披露。アナログ時代の雑誌制作現場やインターネットメディアの登場による雑誌媒体の変化など、業界の裏話が数多く飛び交うトークライブを繰り広げた。

 同イベントでは、「いいね!」と「言い値」をかけた投げ銭方式の入場料システムを採用。来場者には藤井家の煮物が振舞われるなど、富経らしさを全面に発揮したイベントとなった。

 閉会のあいさつで藤井編集局長が、取材先とスタッフへ日頃の感謝の念を伝え、今後も富山県内のディープな情報を発信していくことを力強く宣言した。居場編集長はイベントを終え、「多くの方が足を運んでくださったおかげで、とても有意義なイベントとなった。多くの読者に支えてもらっているのを、身をもって感じることができた」と振り返る。「これからは、その読者の期待に応えられるよう、今まで以上に郷土愛を発揮しながら頑張りたい。今回のイベントで、富山経済新聞に興味を持って記者になりたいと思ってくれた人も募集している」とも。

 記者への応募や活動内容の問い合わせはメール(info@toyama.keizai.biz)で受け付けている。

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