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富山の青果店がかき氷「氷匠かまくら」を販売 青果卸店、和菓子店と共同開発

「アボカド・抹茶・青汁」(1,000円)と「ストロベリー・ライム・トマト」(800円)

「アボカド・抹茶・青汁」(1,000円)と「ストロベリー・ライム・トマト」(800円)

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 富山市総曲輪にある商業施設「SOGAWA BASE」に入る青果店「GG deli store(ジージーデリストア)」(富山市総曲輪3)が7月3日、かき氷「氷匠(ひょうしょう)かまくら」の販売を開始した。

「キウイ・メロン・きゅうり」「パイナップル・レモン・ジンジャー」(各800円)

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 「GG deli store」は、富山市中央卸売市場にある仲卸専門店「かねぶん青果」が運営する小売店舗で、地元の野菜や果物を中心に加工品なども販売。社長の亀谷慎一さんは「昨年から続くコロナの影響で、県内の作物は行き場をなくしており、規格外の作物は廃棄されている状況。フードロスが深刻化する中で少しでも農家を手助けできる方法はないかと考えた」と振り返る。

 かき氷に使うシロップは、「かねぶん青果」が青果卸売の「富山中央青果」と共に廃棄寸前の野菜などの材料を提供し、黒部市の和菓子店「昌栄堂」が開発。亀谷さんは「素材本来の味わいを損なうことなく、無添加で仕上げた」という。シロップのラインアップには、「アボカド・抹茶・青汁」をはじめ「ストロベリー・ライム・トマト」「キウイ・メロン・きゅうり」「甘夏・河内晩柑(かわちばんかん)・人参(にんじん)」「パイナップル・レモン・ジンジャー」の5種類をそろえる。かき氷を入れる器やカトラリーは、土に返る素材から作られた「WASARA」を採用。サステナブル(持続可能)の観点から、環境への配慮も意識した。

 かき氷は、土曜・日曜は「SOGAWA BASE」外の特設スペースで販売。平日は「GG deli store」の店舗内で行う。シロップは通年販売で、かき氷は9月いっぱいの販売。

 亀谷さんは「食品ロスを少しでも減らしたいという思いで考案したかき氷は、どれもおいしくできている。環境にも体にも優しいので、多くの人に食べてもらいたい」と話す。

 販売時間は、平日=13時~17時、土曜・日曜・祝日=11時~16時。シロップは10時~19時。水曜定休。

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