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富山・上市駅構内にピアノ設置 駅のにぎわい創出の一環として

駅構内に設置されたピアノ

駅構内に設置されたピアノ

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 上市町駅の地鉄利用促進と上市町のにぎわい創出の一環として7月6日、上市駅構内にピアノが設置された。同日、「かみいち駅ピアニーノ 小さな歓迎会」と称して、地元保育園時と保育士による歌と演奏、町内在住者によるピアノとウクレレのコラボ、上市中央小学校児童と母親によるピアノとバイオリンの演奏が披露された。

地元の児童による演奏風景

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 今年11月、上市駅は開設90周年を迎える。これまで毎年秋口には駅構内で古本市を開催し、にぎわいを創出してきた。上市町観光協会の澤井俊哉さんは「古本市の来場者から昔を懐かしむ声を多く聞くようになり、駅にもっとにぎわいが欲しいという思いが募ってきた。テレビで見た空港ピアノ、街角ピアノを見て、誰もが気軽に音楽を楽しめる空間が生まれるのではないかとさまざまな人たちに声を掛けて実現に結び付いた」と話す。

 楽器店「武田楽器」が協力し、ピアノはレンタルのものを採用。「質の良いピアノできれいな音の出るものにこだわったところ、レンタルがいいとアドバイスを受けた。安心して長く利用いただける」と澤井さん。

 ピアノは駅構内の改札の並びに設置。開放時間は観光協会の営業時間内で、感染症対策を行いながら誰でも自由に演奏できる。

 澤井さんは「駅構内に美しいピアノの音が流れるだけで、駅の雰囲気も一層柔らかくなることを知った。思い立って弾いてくれる人がいることを期待するとともに、弾いてみたい人が上市駅に来てもらえるきっかけにもなれば」と話す。「コンサートをしたいという問い合わせももらっている。改めて条件などを決めてコンサートが開催できるよう準備していきたい」とも。

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