ランニングイベント「第一回 富山ランニングフェスin TAKAOKA」が4月17日、「城光寺陸上競技場」(高岡市城光寺)で開催される。
同フェスは、呉西地区のランニングクラブ5団体が主体となり実行委員会を結成。将来の可能性のあるジュニアの育成と市民ランナーが日頃の練習の成果を発揮する場をつくることを目的とし、ランニングを通して地域活性化を目指すために企画された。
当日は、2011(平成23)年世界陸上マラソン日本代表選手・磯野(野尻)あずささんとプロランナー・須河宏紀さんをゲストに迎え、ランニング教室やアスレチックレース、5000メートル記録会を行う。
磯野さんは1982(昭和57)年富山市出身。中学時代から始めたクロスカントリースキーで13年間競技者として活動。マラソン競技では2011年の世界陸上マラソン日本代表に選出されるなど、国内外の主要大会を経験してきた。現在、26年間の競技人生で得た経験を生かしながら「誰でも気軽に楽しく走り繋がること」をテーマにしたランニングイベントをプロデュース。ランニングを通して人の輪を拡げる活動を行っている。
須河さんは1991(平成3)年南砺市出身。とやまふるさと大使として活動する。富山商業高校時代は全国高校駅伝、都道府県駅伝に3年連続で出場。その後、箱根駅伝の名門である中央大学に進学し、2年生時から3年連続で箱根駅伝に出場。チームにも貢献した。卒業後は横浜DeNA、サンベルクスと新興チームに加入。横浜DeNAでは同チームのニューイヤー駅伝最高順位となる5位に貢献、サンベルクスでは2019年延岡西日本マラソンでの優勝を経験した。2019年プロに転向。現在は1年の半分近くをケニアでトレーニングを行う。
富山ランニングフェス実行委員会の藤森暁さんは「小学生から市民ランナー、トップ選手までが交流できる新しい形のランニングイベント。いろんな人が競技場に集まり、競技場がランニングという文化の発信地となり、陸上競技というものが身近なものに感じられるようになればうれしい」と話す。
開催時間は9時~13時。参加費は、ランニング教室が小・中学生800円、高校生以上=1,800円、5000メートル記録会が中学生以上=1,000円。参加申込は富山ランニングフェス実行委員会事務局(TEL 0766-92-1655)まで(4月11日締め切り)。