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富山で今井文寛監督作「カゾクデッサン」上映 監督のリモート舞台あいさつも

新たな家族像を提示する「カゾクデッサン」

新たな家族像を提示する「カゾクデッサン」

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 今井文寛監督によるヒューマンドラマ「カゾクデッサン」が2月27日から、富山市中心部のミニシアター「ほとり座」(富山市総曲輪)で上映されている。

「カゾクデッサン」ポスター

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 今井監督は大学卒業後、CM撮影スタジオに入社。退社後、フリーランスの照明技師として活動する傍ら、緒形拳主演作「ミラーを拭く男」などの映画に助監督として参加する。2010(平成22)年、監督・脚本を手掛けた短編映画「ナポリタン、海」で、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2011」ジャパン部門に入選する。2019年、自己資金で制作した映画「カゾクデッサン」が初の長編となる。

 同作では交通事故で意識不明となった女性をめぐり、その夫と中学生の息子・光貴、元ヤクザの剛太の人生が交錯していく。元妻の息子、母の元夫という光貴と剛太の奇妙な関係性を通し、血縁だけに留まらない新たな家族像を描く。暴力性と無骨な優しさを秘めた剛太役を水橋研二さんが務める。両親を思いやりながらも、剛太に魅了されていく光貴を大友一生さん、剛太の恋人を富山県出身の瀧内公美さんが演じる。

 3月5日の上映後に今井監督のリモート舞台あいさつが行われる。対談相手として、「フリーキッチン」で知られる富山在住の映画監督であり、今井監督と旧知の仲である中村研太郎さんがゲスト登壇する。1週間限定上映。

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