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富山拠点に活動 「ザ・おめでたズ」が初のCDアルバム

やじまたくまさんと、販売する「レイトショー」のCD

やじまたくまさんと、販売する「レイトショー」のCD

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 富山を中心に活動する5MC1DJのラップバンド「ザ・おめでたズ」が3月1日、昨年12月1日に配信リリースしたフルメンバーでの初アルバム「レイトショー」のCDをリリースする。

「レイトショー」のMVの中のワンシーン

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 同グループは2014(平成26)年、富山大学の同級生だったヒヒさん、やじまたくまさん、太郎さん、セキハラグチさんの4人が「友達の誕生日をラップで祝うため」に結成。その後、TOMOROさんとシタバさんが加入した。ヒヒさんとシタバさんは富山県出身。メンバーは現在それぞれトラックメーカー、グラフィックデザイナー、イラストレーター、映像ディレクターとしての活動も行っており、同グループのMV制作やグッズ制作、ジャケット制作なども手掛けている。

 日本の祝日や記念日をテーマとした楽曲を制作する同グループ。これまで「山の日」「カレーライスの日」「幽霊の日」「かき氷の日」「オカルト記念日」などの記念日をコンセプトに制作してきた。2018(平成30)年夏に配信した「三途のリバーサイド」はSpotifyのバイラルトップ50(日本)で1位を獲得。同年10月には、富山県高岡市の高校の在学生たちとのコラボ制作なども行っている。

 昨年は6月15日(暑中見舞いの日)に同グループ名義では初となるインストアルバム「YAZYBEATS」を配信リリース。同年12月1日(映画の日)には、フルメンバーでの初アルバム「レイトショー」を配信リリースした。今回は「レイトショー」のみCD化。「三途のリバーサイド」をはじめ全8曲を収録、うち4曲はアルバムのために制作した新曲となる。今までリリースしてきた楽曲は、Spotify、Apple Musicなど各種音楽配信サービスで配信している。

 やじまさんは「レコーディング作業は全てリモートで行ったが、これまでの楽曲制作とはほとんど変わりない」。ヒヒさんは「大学を卒業後、毎週リモート会議をしているためコロナだからこの制作スタイルだったというわけではなかった」と振り返る。

 アルバムのビジュアルデザインは、メンバーのヒヒさんとセキハラグチさんが細部にまでこだわり制作。ジャケット撮影は県内在住の写真家ムー・トノサキさんが行った。

 CDの購入者特典として、特製ステッカーとイラストレーター鈴木旬さんが描くスペシャルポスターを封入。そのほかアルバム関連グッズとして、シタバさんが描いた映画のワンシーンをシルクスクリーンでプリントした「ミニポーチ」やポップコーンとドリンクを同時に携帯できる「ポップコーンカップ」の販売も行う。同グループが運営する公式オンラインショップ「ザ・おめでたズ商店」で販売する。定価は2,500円。

 ヒヒさんは「今回のアルバムは夜がテーマ。何でもない夜も視点を変えれば楽しくなる、というイメージで制作した。閉塞(へいそく)感のある昨今だけど、このアルバムを通して楽しい夜を思い出してもらえたら」と話す。

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