広島産のかんきつがそろう「柑橘(かんきつ)祭」が2月13日・14日、富山市中心街にあるイベント広場「グランドプラザ」で開催される。
レモンの生産量日本一であり、ミカンの名産地としても知られる広島から「れもんだにのうえん」「Banjoh-ya(盤常屋)」が参加。ミカン、イヨカン、デコポン、レモン、オレンジなど瀬戸内海の温暖な気候と潮風で育ったかんきつ類や、ジュースといった加工品の販売を行う。
明治時代からレモン栽培に取り組んできた、国産レモンの発祥の地・瀬戸田町。「レモン谷」と称される同地にある「れもんだにのうえん」は、約40年前から肥料や農薬不使用の自然農法による栽培・加工・販売を行ってきた。
因島にある「Banjoh-ya」は、「食べることは生きること」を大切にし、土を生かした農産物の栽培に取り組んでいる。同園を営む村上大作さんは、かつて会社員時代を富山で過ごしており、知人も多いことから、たびたび富山に行商に訪れている。富山ではなじみの少ないネーブルオレンジやダイダイ、はるみといった珍しい品種もそろうことから、直売会は人気を博している。
同イベントでは飲食ブースも設置。イタリアンバル「BEONE(ベオーネ)」は「れもんだにのうえん」のレモンを使ったパスタ、「パンとお菓子 ささ家」は「Banjoh-ya」のミカンを使った大福(両日各50個限定)などのコラボメニューを用意する。「パンアリエ」はかんきつを取り入れたパン(14日のみ)、「cafe Moco」はレモンスカッシュ、「GRAZIE GRANITA」(グラッチェ グラニータ)はみかんあめなどを販売する予定。
会場では、「こたつでミカンを食べる」という冬の王道スタイルも再現する。
開催時間は10時~17時。入場無料。