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富山に世界のミイラ43体が集結 県内図書館での共同企画も

高校の理科室に眠っていた若い男性のミイラ

高校の理科室に眠っていた若い男性のミイラ

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 「特別展ミイラ『永遠の命』を求めて」が1月16日より、富山県民会館美術館(富山市新総曲輪4)で開催されている。

日本初公開となる、骨がなく皮膚だけが残ったミイラ

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 エジプト、南米、ヨーロッパ、日本など、総数43体のミイラを副葬品を交えて紹介する同展。最新の調査と研究手法を駆使した研究成果を踏まえながら、歴史的な背景、学術的価値や、人類が持つ死生観、文化の違いなどをひもといていく。

 第1章「南北アメリカのミイラ」、第2章「古代エジプトのミイラ」、第3章「ヨーロッパのミイラ」、第4章「オセアニアと東アジアのミイラ」と、それぞれの国にまつわるエピソードや文化、風習、思想、宗教的背景を踏まえながら4つの構成から成り立った展示となる。館内では大沢たかおさんの音声ガイド(有料)も行っている。

 展示に当たり、富山県内の公立図書館16館との共同企画も実施。各館に特設コーナーを設け、所蔵のミイラや古代文明に関する書籍を展示、紹介する。

 オフィシャルホームページでは「東大王」でおなじみのクイズ超人・伊沢拓司さんが、ミイラに関連するクイズを10問出題。クイズの答えは会場で公開している。

 同展担当者の永井千晶さんは「紀元前2400年代のエジプトミイラから江戸時代の日本のミイラまで、世界中から本物のミイラが一堂に会する機会。当時の歴史や価値観などを想像しながら楽しんでいただければ」と話す。

 時間は、平日=9時~16時30分、土曜・日曜・祝日=9時~17時。金額は、一般・大学生=1,600円、小学・中学・高校生=1,000円。3月26日まで。

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