国の登録有形文化財「電気ビル」内の「電気ビルレストラン」(富山市桜橋通り、TEL 076-432-4111)が、4月20日よりテークアウトの提供を始めた。
市内路面電車通り沿い、富山駅と中心市街地の中間地点に立地し、1936(昭和11)年の開業以来親しまれてきた同店。平日の昼間はビジネスマンを中心に利用されている。
和洋バラエティー豊かなメニューの中でも人気なのが、つややかに巻かれた卵にデミグラスソースをかけた伝統の味「電気ビルのオムライス弁当」(700円)。前日までの要予約でテークアウトを行う。
腕を振るう洋食料理長の堂田貴史さんは「テークアウトで召し上がっていただくに当たり、冷めてもおいしく食べられるよう、卵に生クリームと上新粉を加えやわらかさを維持している。価格はなるべくリーズナブルに、皆さまを応援する気持ちで設定している。自宅、職場で気軽に電気ビルレストランの味を楽しんでもらえたら」と話す。
ほかにも同ビル内の店では予約なしで弁当も販売する。1階「喫茶サウスウイング」では国産牛のモモ肉を使用し低温調理でやわらかくジューシーに仕上げた「ローストビーフ弁当」(800円/数量限定)、大きめの豚肉をトロトロに煮込んだ「電気ビルカレー」を用意する。地下1階「地下グリル」には、「豚の生姜(しょうが)焼き丼」「鮪(まぐろ)のヅケ丼」(以上600円)などが並ぶ。
販売時間は、4階レストラン=11時30分~14時、16時~18時、喫茶サウスウイング=11時30分~14時、地下グリル=11時30分~13時30分。臨時休業時はホームページで知らせる。