パキスタン料理「アルバラカ」（射水市作道、TEL 0766-92-3443）が、従来のテークアウトメニューのほか新たに3種のセットメニューを追加した。

店の外観

　昨年10月にオープンした同店は「パキスタンの本物のスパイスの味を楽しむ」をコンセプトに、完全オリジナルのスパイス配合にこだわる。富山モスクから一番近いパキスタン料理店ということもあり、パキスタン人を中心に礼拝帰りのイスラム教徒が多く訪れる。集団礼拝を行う金曜日は、特に異国感を味わえる。地元カレーファンには「イミズスタン」の中心地としても親しまれており、本場の味を求めて県外のカレーファンも多く訪れている。

　メニューはパキスタン南部のカラチスタイルのビリヤニ（炊き込み飯）、チキンマサラカレー、チキンティッカ（ヨーグルトとスパイスを漬け込んだ焼き鳥）、カチュンバルサラダ（スパイシーなサラダ）が付いた「ビリヤニセット」（1,000円）。チキンまたはマトンのカレー＆ベジタブルカレー、ナン、サラダ、ピックル（漬物）の「カレーセット」（900円）、チキンティッカと野菜をチャパティ（薄焼きパン）で包んだ「チキンロール」（500円）の3種類を新たに提供。カレーセットのナンは、ライス、ロティ（無発酵パン）にも変更可能。日替わりでプラオ（炊き込み飯）がある場合、変更にも対応する。従来のカレーセットもテークアウト可。

　店主のミスバウル・イスラムさんは「新型コロナウイルスの流行により、富山モスクの集団礼拝も中止となり苦労している。もともと全品テークアウト可能だったが、容器を多く使うため持ちづらかった。今回は1個のランチボックスで収まるセットを考案した。半径5キロ程度でのデリバリーサービスも検討している。パキスタンの本場の味を家で堪能してほしい」と呼び掛ける。テークアウトは電話予約も受け付ける。

　営業時間は11時～15時、17時～22時。火曜夜定休。