トーク&レコード鑑賞会「出張円盤レコード寄席」が1月24日、富山市中心街にあるカルチャースペース「スケッチ」(富山市総曲輪2)で行われる。
企画・出演の田口史人さんは、東京・高円寺にあるインディーズレコードショップ「円盤」店主であり、旧音源の復刻などのCD制作や音楽ライターとしても活動。著書に「レコードと暮らし」などがある。同イベントは、かつて昭和の暮らしに溶け込んでいたアナログレコードの魅力を、改めて掘り下げる恒例企画。田口さんが収集したレコードを聴きながら、レコードにまつわる逸話や時代背景に関するトークを行う。
今回のテーマは「日本とタンゴ編」。世界的にも異形の音楽とされるタンゴの魅力をひもときながら、発祥の地アルゼンチンと、地理的に真裏にある日本との深い交流を探る。日本では昭和30年代に空前のタンゴブームが訪れ、歌唱力や演奏力も世界的レベルに達していたという。タンゴ歌手の藤沢嵐子(らんこ)、タンゴ楽団「オルケスタティピカ東京」を率いた早川真平ら、日本のタンゴにまつわる音楽人たちの悲喜こもごもの人生も辿る。当日は「円盤」で扱う独自の音源作品や冊子も販売する。
19時開演。料金は1,500円。予約は「古本ブックエンド」(TEL 076-493-6150)の店頭、電話、メールで受け付ける。