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富山の古書店「古本いるふ」で抽象画家・町明日香さん個展 地元では初

レンゲツジレンゲツジカレサワ2(2006)

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 富山出身の抽象画家・町明日香さんの個展「港町の古書店にて」が、滑川の古書店「古本いるふ」(滑川市瀬羽町、TEL 076-456-7620)で11月30日から開催される。

町さんの作品「gori‐gesha」(2018)をモチーフにしたDM

 1980(昭和55)年、上新川郡大沢野町(現・富山市)生まれの町さんは、2006(平成18)年に多摩美術大学美術学部絵画学科の油画専攻を卒業。その後、同大大学院に進み、2008(平成20)年に美術研究科博士前期課程絵画専攻を修了。神奈川でグループ展「REUNITED」シリーズに参加するほか、富山でも「お家の芸術祭TOYAMA」「穂上アート2018 4つの視点」に出展している。

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 地元では初となる今回の個展では、富山では未発表の作品から最新作までをピックアップし、過去から現在に至るまでの制作の足取りをたどる内容となっている。会期中の土曜・日曜には町さん本人が在廊する予定。

 今回の個展に関して店主・天野陽史さんは「具体的なモチーフがないため、抽象画はとっつきにくいと思われがち。しかし形と色のリズムやハーモニーを心地よいと感じるだけでも、筆の質感がダイナミックだと思うだけでもいい。タイトルを手掛かりに、そのモチーフをどう抽象化したかに考えを巡らせてもいい。抽象画一筋の町さんが描く世界を、皆さんそれぞれが思うままに親しんでいただきたい」と呼び掛ける。

 個展名のモチーフになっている同店に関して町さんは、「周辺は昔の港町のたたずまいを色濃く残している。潮風にさらされさびたトタン、赤茶色のベンガラが塗られた建物といった町並みが、ノスタルジックな雰囲気をたたえている。展覧会と共に、散策もお勧めしたい」と話す。

 開催時間は12時~19時(最終日は17時まで)。12月2日は休み。12月8日まで。

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