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富山・滑川の古書店「古本いるふ」でオカサトシさん、新井五差路さんの企画展

オカさんと作品(上)、新井五差路さんの作品「IMAGE AND TEXT」(右下)、飯塚さん(左下)

オカさんと作品(上)、新井五差路さんの作品「IMAGE AND TEXT」(右下)、飯塚さん(左下)

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 詩人のオカサトシさんと写真家の新井五差路さんによる企画展「レスポンスの為のコール展 視覚と言語がプロレス」が、滑川の古書店「古本いるふ」(滑川市瀬羽町、TEL 076-456-7620)で11月16日から開催される。

企画展のフライヤー

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 1987(昭和62)年生まれ、黒部市在住のオカさんは、出版レーベル「カワイルカ出帆」を立ち上げ、一人で著述、挿絵、写真を担当。独学で印刷や製本も手掛けてきた。これまで詩集「そらける」、セルフィー写真集「おかし」など5冊の作品を刊行。2018(平成30)年7月に富山では初となる展示「可能性しかない!」を同店で行った。富山を拠点に活動するデザイナーの宮田裕美詠さん、花で空間をプロデュースする「花人」の藤木卓さんらとコラボレートを果たすほか、「東京アートブックフェア2019」にも出展。詩作をメインに、写真、イラストレーション、映像など、幅広いジャンルで独自の世界観を構築している。

 富山出身の新井五差路さんは、視覚と言語にまつわる写真作品を制作。2017(平成29)年に「東京都美術館」でグループ展「新章風景#2 現代における風景写真の在り方」、2018(平成30)年に富山・砺波「ギャラリー無量」でグループ展「Fragments 2018」などに参加。2014(平成26)年から東京・中野のシェアスペース「カタ/コンベ」の運営に関わりつつ、東京、金沢、名古屋、富山などで精力的に作品を発表している。

 今回の展示ではオカさんと新井さんが互いに「お題」(コール/言語)を出し合い、「レスポンス」(写真作品/視覚)を制作・発表するという。17日には、オカさんと新井さんをつないだ、共通の友人である写真家・美術家の飯塚純さんを招きクロストークを行う。

 今回の企画展に関して、同店店主の天野陽史さんは「オカさんと新井さんは旧知の仲というわけではない。出会ったばかりで、互いの得意分野も弱点もわからない。そんな素性を知らない者同士が、お題を出し合い、表現で応える。刺激的な展示をぜひ見に来てほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は12時~19時。今月18日は休み。24日まで。

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