立山の麓に立地するコンビニエンスストア「立山サンダーバード」(立山町、TEL 076-483-3331)が8月半ばから、サンドイッチの新メニュー「伊藤家の朝食(理想)」の販売を始めた。
同店は店主の伊藤敬吾さんが手作りする100種類近くに及ぶサンドイッチ、バーガー、おにぎり、昆布締めなどで独自性を打ち出す。夏限定の「冷やし中華サンド」などのユニークな商品や、ホタルイカ、白エビなど地元の名産品を具材に取り入れた商品が話題となり、全国版の新聞やテレビ、ラジオなど数多くの媒体で取り上げられた。今年5月から「どこから来ました?」と書いた日本地図を店内に掲げ、来訪客にシールで貼ってもらうようにしたところ、3カ月未満で47都道府県を全制覇したという。登山客をはじめ、遠方からの観光客が集まるスポットとして、全国的な知名度を誇っている。
新たに販売した商品は、伊藤さんの「理想の朝食」をサンドイッチに託した「伊藤家の朝食(理想)」。夏休みで同店を訪れていたおいっ子と、「どんな朝食を食べているのか」と交わした会話が発案のきっかけとなったという。ご飯(バターライス)、焼きサケ、みそ汁(みそダレ)、卵焼きという、日本の朝食の王道ともいえるメニューをパンに挟んだ。メニュー名は、往年の人気バラエティー「伊藤家の食卓」をもじっている。現実の伊藤家の朝食は、サンドイッチの試作品のほか自家製ヨーグルトや野菜、プロテインなどで、味よりも健康志向だという。
営業時間は5時~20時。