富山市の中心街にある「グランドプラザ」(富山市総曲輪3)で10月12日、文化庁メディア芸術祭富山展「トヤマウォーカー」のスペシャルイベントとなる「メ芸広場@グランドプラザ」が開催された。
アーティストによるパフォーマンスやワークショップ、トークイベントなどさまざまなコンテンツが一堂にそろった同イベント。富山出身の作家・山内マリコさんをゲストに迎えて行われたトークショーでは、まちを歩いて遊ぶ作品の「Ingress(イングレス)」と「のらもじ発見プロジェクト」を通して、富山のまちを再発見するためにはどうすれば良いかが語られた。
イベント名の「トヤマウォーカー」は、各地のウォーカーシリーズを発刊しているカドカワとのコラボレーションから生まれた。そうしたいきさつから、ウォーカー総編集長の玉置泰紀さんによるトークセッションも行われた。数々のまちづくりイベントに関わって玉置さんは「トヤマウォーカーは非常に可能性を感じるイベント。地元とイベントの距離が近く感じる。まちなかで行うイベントは地元に溶け込んでいなくては成功できない。アーティストが事前から地元に入って準備していくなど、地元に寄り添うことが大切」と話した。
同会場では技術力の低さを競い合う「ヘボコン」や最新ガジェットを駆使したパフォーマンスも披露され、多くの観客でにぎわいを見せた。
トヤマウォーカーの展示は今月25日まで、TOYAMAキラリ、中央通り商店街特設会場、フォルツァ総曲輪ではアニメーションの上映が行われる。