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富山で「一箱古本市」の南陀楼綾繁さんトークショー 冊子「ヒトハコ」創刊記念

春秋の年二回発行の「ヒトハコ」

春秋の年二回発行の「ヒトハコ」

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 射水にある文化施設「LETTER(レター)」(射水市戸破)1階の「ひらすま書房」で12月10日、ブックイベント「一箱古本市」から派生した雑誌「ヒトハコ」の創刊を記念したトークショーが行われる。
 ゲストは同誌の編集発行人であるライター/編集者の南陀楼綾繁(なんだろうあやしげ)さん。

たびたび富山を訪れている南陀楼綾繁さん

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 2005年に南陀楼さんの呼び掛けにより、東京・谷根千の「不忍ブックストリート」で始まった「一箱古本市」は、プロアマ問わずさまざまな店主がダンボール1箱分の古本を持ち寄る販売スタイル。屋号も価格も自由に設定できるため、初心者でも出店しやすく全国各地に広がりを見せている。

 南陀楼さんは10年以上にわたって同イベントを開催する中で、各地域の人気古書店や本好きの人々と交流を育んできた。本好きのみならず地域のユニークな人々とも数多く出会い、彼らの活動や暮らしを紹介する冊子を作りたいとの思いから同誌の創刊に至ったという。

 創刊号の内容は「一箱古本市の楽しみ」と題された特集や、本作りにまつわる対談、熊本地震で被災した古書店のリポート、ローカル誌の紹介、マンガやリレー連載など80ページにわたって多彩な記事が展開される。

 富山からは進行役として「古本よあけ」、「ひらすま書房」の本居淳一さんが地域編集者として携わった。本居さんは、実店舗を構えるまでの経緯を綴った文章も同誌に寄せている。

 富山の古本関係者とも旧知の仲である南陀楼さんは、2014年に「古本ブックエンド」の山崎有邦さんとトークショーを行い、2015年に開催されたブックイベント「BOOK DAYとやま」にも出店。富山に縁が深い南陀楼さんならではのトークと、地域におけるブックイベントと書店の可能性について探るほか、「ヒトハコ」制作秘話も披露される予定。

 17時30分開演。チケット料金は1,000円。要予約。

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