今号では、秋の訪れを告げる、富山の秋の風物詩「おわら風の盆」とその舞台となる風情あふれる「八尾町」をご紹介します。
さらに、9月中旬頃から紅葉が始まる立山での「涼景トレッキング」や、9月1日に漁が解禁される「ベニズワイガニ」、みずみずしい甘さが魅力の「呉羽梨」など、ひと足早い秋の味覚もお届けします。
加えて、10月2日(金)に一般公開を控えた「黒部宇奈月キャニオンルート」の最新情報や、初秋に味わっていただきたい富山の寿司ネタ、ラグジュアリーな鮨オーベルジュの情報まで、秋の富山の魅力をたっぷりとご紹介します。
おわらの余韻を楽しむ。歴史と情緒あふれる坂のまち・八尾に泊まる秋旅へ。
哀愁を帯びた三味線と胡弓、太鼓の音色と、味わいのある唄に合わせて踊り手たちが情緒豊かに町を流す「おわら風の盆」。300年余踊りつがれてきたその唄と踊りは、叙情豊かで気品高く、哀調の中に優雅な趣を有しています。
格子戸の民家、土蔵等、昔の面影を残すまち並みに、数千のぼんぼりが灯り立ち並ぶ風景も幻想的です。かつての鏡遊郭の座敷が唯一現存している「料理旅館 北吉」では、旦那衆が興じた「お座敷おわら」を体験できる宿泊プランも。滞在日数を延ばして、歴史が色濃く残る八尾のまちや「深夜の街流し」を楽しむのもおすすめです。
■開催期間:毎年9月1日(火)~3日(木)
開催日時 1・2日 17時~23時
3日 19時~23時
交通規制 1・2日 16時~24時
3日 18時~24時
■場所:富山市八尾町(JR高山本線 越中八尾駅)
▼【2026おわら風の盆】宿泊プラン ※一部完売
おわら風の盆2026 | 富山旅行での観光や体験の予約なら観光・旅行予約サイト|VISIT富山県

オリジナルキャラクター(はちにゃん、ふわにゃん)今年から「越中八尾おわら風の盆」のオリジナルキャラクターが登場。一般からの募集で多かったアイデアをもとに猫をイメージし、まつりを連想させる「八尾」「風」のキーワードを用いた。
おわらのお祭りグッズ


オリジナルキャラクターのお守りのほか、おわら風の盆にちなんだ手ぬぐいなどを販売。売り上げは、過疎化などで資金難が課題となっているおわらの運営資金に充てられます。
石畳と町家が織りなす、情緒あふれる坂のまち。
古くは飛騨街道の要所としてカイコや和紙の産業で栄えた八尾(やつお)。おわら風の盆の開催地として知られていますが、普段の静かな八尾も石垣や石畳の通りに格子戸の町屋が並ぶ散策が楽しいまちです。伝統菓子を味わいながら、日本の道百選に選定された諏訪町本通り周辺をのんびり歩いてみませんか。


八尾の名は、この地が飛騨の山々から富山へ延びる八つの尾根に開かれたことに由来するといわれています。諏訪町は「おわら風の盆」が開催される八尾町の旧町と呼ばれる地区の一つ。旧町は、山の斜面に石垣を築き、その上に細長く町並みが形成された坂の町です。石畳の道と格子戸や白壁が美しい町並みは、今もなお昔ながらの風情を色濃く残しています。夕暮れ時になると、灯籠のやわらかな橙色の灯りが町を照らし、趣ある景観をいっそう引き立てます。この地域に受け継がれる伝統文化や工芸品、昔ながらの製法でつくられる和菓子やこだわりの製法で醸される地酒をはじめとする食文化など、八尾ならではの歴史と風情を楽しめます。

おわら資料館八尾の伝統的な町家を再現した館内で、おわら風の盆を紹介する資料館です。おわらの歴史や唄・踊り・衣装・楽器などを詳しく知ることができます。

料理旅館 北吉1887年創業の老舗料理旅館。八尾町の情緒溢れる雰囲気を味わいながら、鏡遊郭で唯一現存するお座敷で会席料理をご堪能いただけます。

越中八尾ベースOYATSU土蔵造りの蔵を改装した観光拠点。宿泊施設をはじめ、レンタルスペースやカフェなど、人が集い、さまざまな楽しみ方ができる空間です。

玉旭酒造1808年創業。210余年を数える老舗酒造場。酒造りには北アルプス立山連峰の恵みである軟水地下水と富山県産米をすべての酒に採用しています。

福鶴酒造1848年創業。純米酒「風の盆」は、農薬・化学肥料を一切使用しない有機JAS認定を受けた有機栽培米コシヒカリ100%を原料に造っています。

小蔵亀寿堂八尾に伝わる伝統菓子のひとつ 「玉衣(たまごろも)」を販売する和菓子屋店。全菓博名誉金賞・食品産業局長も受賞した銘菓が味わえます。