富山市中心部にある文化施設「富山市民プラザ」(富山市大手町6)が5月、屋上を利用した「大手町農園」を開園する。
同施設は1989(平成元)年に開館して以来、音楽イベントやブックフェア、アートマーケットなど多彩なイベントの企画、カルチャー教室や市民大学の開講など、「生活価値創造」をテーマにしたプログラムを展開してきた。2017年からは富山市が市民プラザ前に広がるエリア「大手モール」で、車両の通行を規制し、歩行者と路面電車「セントラム」のみが通行できる社会実験「トランジットモール」を実施。大規模なマーケット共に定期的に行い、町のにぎわいを創出している。
さらなる新しい試みとして、初めて同施設の屋上を開放してサツマイモを袋栽培する。参加者は立ち入り禁止ゾーンである屋上に入り、5月20日と10月14日にサツマイモの植え付けと収穫を行う。収穫後はサツマイモをお土産に持ち帰ることもできる。
同企画について市民プラザの担当者は、「今回の企画は屋上緑化で環境にも優しい。参加者は農業体験を楽しみがてら、施設ビルの目印であるガラス張りの三角屋根を間近で見られ、施設前の大手モール内で路面電車が行き交う風景も望むことができる。普段は見ることができない景色も楽しんでほしい」と話す。
植え付けと収穫の参加者には、10月28日に同施設前で開催予定のイベントで焼き芋を無料進呈するほか、抽選で100人に同施設で行う各種イベントの招待券を進呈する。
チケット料金は、前売り=2.000円(1袋)、当日=3,000円。