静岡県浜松市で11月21日~23日、「ゆるキャラグランプリ 2015」が開催され、富山県小矢部市のキャラクター「メルギューくん」「メルモモちゃん」が155万1716票を獲得し、総合5位入賞を果たした。
同グランプリでは、ゆるキャラナンバー1を決める決戦投票をメーンに、ゆるキャラ同士の相撲大会、パレードのほか、ご当地グルメブースも設け、3日間で7万6894人の来場者でにぎわった。
ゆるキャラ1727組のうち、富山県からは19組がエントリー。源平合戦で活躍した火牛(かぎゅう)をモチーフにした「メルギューくん」「メルモモちゃん」が、昨年度の66位から大幅に順位を上げ5位に入賞し、これまで県勢で最高位だった入善町の「ジャンボ~ル三世」(総合28位)の記録を塗り替えた。
「ジャンボ~ル三世」の今年度の順位は総合30位。県内で高い人気を誇る魚津市の「ミラたん」は199位、滑川市の「キラリン」は133位、2万3歳という「老齢ゆるキャラ」で注目を集めた立山町の「らいじぃ」は794位に終わった。
メルギューくん・メルモモちゃん関係者の話によると、「出『牛』表明」の街頭演説をいち早く行ったことや、県内外の集客を図る大型モール「三井アウトレットパーク 北陸小矢部」(小矢部市)で、積極的にPR活動を展開したことなどが順位アップの要因に挙げられるという。
表彰式では1位の「出世大名家康くん」(静岡)、2位の「みきゃん」(愛媛)、ゆるキャラ殿堂入りの「クマもん」(熊本)らと並び、メルギューくん・メルモモちゃんがステージに登壇。源平合戦の立役者・木曽義仲のコスプレをした市職員と共に、5位入賞を喜んだ。
今回の快挙に対し、小矢部市観光振興課の船見幸広さんは「小矢部市民のみならず、全国のメルギューくん・メルモモちゃんファンが、継続的に投票を続けてくれたおかげ。皆さまに感謝すると共に、これからも小矢部市の知名度向上を目指して頑張りたい」と意欲を見せる。