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富山の老舗うどん店「村田家」が古沢に移転  ファミリー向けに小上がり増席も

写真:これからの寒い時期に注文が増えるという一番人気の土鍋うどん

写真:これからの寒い時期に注文が増えるという一番人気の土鍋うどん

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 富山市古沢のファミリーパーク近くに11月13日、うどん・そば処「村田家(むらたや)」(富山市古沢、TEL 076-464-6140)が移転オープンした。

名物の土鍋と店主の顔をデザインした看板

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 創業から80年にわたり富山市東町で営業してきた同店。2013年に富山市山室へ移転したが、席数が少ないため、古くからの常連客に不自由な思いをさせていたことを悩んだ店主が再び移転を決断。1カ月という短期間で、新店舗の手続きや機材の移転などを完了させ開店にこぎ着けた。

 古沢の新店では駐車場を広く取り、小上がり席も23席へ増席した。四代目店主の宮村陽平さんは「未就学児などを連れたファミリー向けにゆっくり食事を楽しんでもらう時間を提供したかった」と話す。

 店舗には自家製麺所を併設。土鍋にちょうど良い麺を作るために水分を調整しながら、店主自らうどんやそばを毎日仕込んでいる。新店舗の設備の一部は使い慣れた東町の設備をそのまま引き継いでおり、昔ながらの製法を守りながら老舗の味を守り継ぐという。

 「東町に比べると調理場は小さくなったが、これまで手や気持ちが回らなかった部分にまで手を掛けられる。自分の手の届く範囲ですべての調理工程に責任を持ちながら、おいしいものを提供したい」と宮村さん。

 営業時間は、昼=11時~14時30分、夜=17時30分~20時。火曜と第1・3水曜定休。

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