グラフィックデザイナー宮田裕美詠さんが、6月1日にリニューアルする黒部市宇奈月国際会館「セレネ」(黒部市宇奈月温泉6、TEL 0765-62-2000)の新シンボルマークなどを手掛けた。
大小ホール、美術館、カフェなどを併設する複合施設「セレネ」では、「月いちライブ」や「月いち美術館」も開催。2018(平成30)年に「セレネ再生検討委員会」が黒部市で立ち上がり、これまで以上に施設を認知してもらおうとロゴ刷新にも踏み切った。
宮田さんは、JAGDA新人賞2013受賞をはじめ、「D&DEPARTMENR TOYAMA」のポスターや、企業・商店などのロゴマークなどを手掛けてきた。ロゴ刷新を記念して、同日より「宮田裕美詠 セレネのグラフィックデザイン展 自然と」が開かれる。
同展では、宮田さんが手掛けたシンボルとロゴマークの制作過程を紹介し、セレネのポスターも展示。これまで手掛けてきたポスターや本、パッケージや、グラフィック作品をはじめ、黒部市在住のアーティスト・オカサトシさんの自然をテーマにした冊子なども紹介する。
宮田さんは「施設は内観も素材や造りにこだわっており、温かで美しい空間が印象的。この場所ならではの美術や音楽も企画されているので、今回を機にさらに多くの方々に施設を楽しんでいただければ」と話す。
同施設担当者の飯田浩子さんは「ロゴマークを新しくするにあたり、宮田さんというすてきな方に関わっていただいたことで、今までまでとは違う展開や目標がはっきりと見えてきた。これからもいろいろ楽しい企画を出していきたい」と話す。「夏には新しいキャラクターの発表もある。施設を訪れる市民の方や多くの観光客の皆さんに喜んでもらいたい」とも。30日まで。
開催時間は9時~17時30分。